平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問9
経営戦略手法
収穫戦略に該当するもの
事業戦略のうち,収穫戦略に該当するものはどれか。
- ア売上高をできるだけ維持しながら,製品や事業にかけるコストを徐々に引き下げていくことによって,短期的なキャッシュフローの増大を図る。
- イ事業を分社化し,その会社を売却することによって投下資金の回収を図る。
- ウ新規事業に進出することによって企業を成長させ,利益の増大を図る。
- エ低価格戦略と積極的なプロモーションによって,新製品のマーケットシェアの増大を図る。
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✓ これが正解ア売上高をできるだけ維持しながら,製品や事業にかけるコストを徐々に引き下げていくことによって,短期的なキャッシュフローの増大を図る。
解説
売上を保ちつつコストを徐々に下げ、短期的なキャッシュフローを増やす戦略です。
収穫戦略は、成熟期や衰退期に入った製品や事業について、新たな投資を抑えながら、できるだけ売上を保ち、そこから得られる資金を回収していく戦略です。広告費や研究開発費などのコストを徐々に削るので、売上は少しずつ減っても、短期的にはキャッシュフローが増えます。回収した資金は、成長が見込める別の事業へ振り向けられます。見分ける軸は、事業を続けながら投資を絞って資金を得るかどうかです。事業を手放して資金を回収するのは撤退の一つの形で、新規事業への進出や新製品のシェア拡大は成長のための戦略です。育てた作物を刈り取るように、手を掛けずに資金を得る、と名前の意味で覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ事業を分社化し,その会社を売却することに…:事業を分社化して売却し、投下資金を回収するのは、事業からの撤退の一つの形です。事業を手元に残したまま投資を絞って資金を得る収穫戦略とは、事業を手放す点で違います。
- ウ新規事業に進出することによって企業を成長…:新規事業に進出して企業を成長させるのは、多角化などの成長のための戦略です。既存の事業から投資を引き揚げて資金を得る収穫戦略とは、向きが反対です。
- エ低価格戦略と積極的なプロモーションによっ…:低価格と積極的なプロモーションで新製品のシェアを広げるのは、市場への浸透を図る戦略です。投資を積極的に行う段階の戦略であり、コストを削って資金を回収する収穫戦略とは逆です。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:平成22年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:キャッシュフロー計算書の問題(キャッシュ)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:DCFに関する問題(キャッシュ)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問20:キャッシュフロー計算書の問題(キャッシュ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問20:キャッシュフロー計算書の問題(キャッシュ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問2:現在価値に関する問題(キャッシュ)
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