平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問21
経営・組織論
SRIに関する問題
SRI(Socially Responsible Investment)を説明したものはどれか。
- ア企業が社会的責任を果たすために,環境保護への投資を行う。
- イ財務評価だけでなく,社会的責任への取組みも評価して,企業への投資を行う。
- ウ先端技術開発への貢献度が高いベンチャ企業に対して,投資を行う。
- エ地域経済の活性化のために,大型の公共事業への投資を積極的に行う。
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✓ これが正解イ財務評価だけでなく,社会的責任への取組みも評価して,企業への投資を行う。
解説
財務に加え社会的責任への取組みも評価して企業へ投資することです。
SRI(社会的責任投資)は、投資先の企業を選ぶ際に、売上や利益といった財務面の評価だけでなく、環境への配慮、人権や労働への取組み、法令順守などの社会的責任への取組みも評価して投資する手法です。見分ける軸は、主語が投資家であり、投資先を選ぶ基準に社会的責任を加えている点です。社会的責任を果たす企業に資金が集まれば、企業の取組みを後押しすることにもつながります。他の肢は、企業自身が環境保護に投資すること、ベンチャ企業への投資、公共事業への投資の説明で、投資先を社会的責任の観点で選ぶという要素がありません。責任ある企業を選んで投資する、と覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業が社会的責任を果たすために,環境保護…:企業が社会的責任を果たすために自ら環境保護へ投資するのは、企業のCSRの活動の一つです。SRIは投資家が投資先を選ぶ際の考え方であり、主語と向きが違います。
- ウ先端技術開発への貢献度が高いベンチャ企業…:先端技術の開発への貢献度が高いベンチャ企業に投資するのは、成長性や技術力に着目した投資です。社会的責任への取組みを評価して投資先を選ぶという、SRIの基準とは別の観点です。
- エ地域経済の活性化のために,大型の公共事業…:地域経済の活性化のために大型の公共事業へ投資するのは、景気や地域の振興を目的とした施策です。企業の社会的責任への取組みを評価して投資先を選ぶSRIとは関係がありません。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成22年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21
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