令和3年度 北海道 午前 問46
主な医薬品とその作用
ジフェンヒドラミン塩酸塩の問題
内服アレルギー用薬及びその配合成分と使用上の注意の組み合わせについて、正しいものの組み合わせはどれか。
内服アレルギー用薬及びその配合成分 使用上の注意
a ジフェンヒドラミン塩酸塩 ― 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
b メキタジン ― まれに重篤な副作用として胃潰瘍が起こることがある
c 辛夷清肺湯 ― まれに重篤な副作用として間質性肺炎が現れることがある
d プソイドエフェドリン塩酸塩 ― 低血圧の診断を受けた人は、服用を避けること
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
答えと解説を見る
✓ これが正解2(a、c)
解説
aとcが正。メキタジンとプソイドエフェドリンの注意が違う
手引き第3章の内服アレルギー用薬の節で判断します。抗ヒスタミン成分、漢方処方製剤、アドレナリン作動成分それぞれの使用上の注意の組合せが要点です。
aは正しく、ジフェンヒドラミン塩酸塩は吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があります。bは誤りです。メキタジンについて、まれに起こる重篤な副作用として挙げられているのはショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少で、胃潰瘍ではありません。cは正しく、辛夷清肺湯はまれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症が起こることがあります。dは誤りです。プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分で、使用を避ける必要があるのは心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人や、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人です。低血圧ではありません。
したがってaとcの組み合わせが正解です。アドレナリン作動成分は血圧や血糖を上げる方向に働く、と考えると、避けるべきは高血圧や糖尿病の人だと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):aを選ぶ点は合っていますが、bも選んでいます。メキタジンのまれな重篤な副作用として挙げられるのはショック(アナフィラキシー)・肝機能障害・血小板減少で、胃潰瘍は含まれません。
- 3(b、d):bとdを選んでいますが、どちらも誤りです。メキタジンの重篤な副作用に胃潰瘍は含まれず、プソイドエフェドリン塩酸塩で使用を避けるのは高血圧や心臓病などの人で、低血圧の人ではありません。
- 4(c、d):cを選ぶ点は合っていますが、dも選んでいます。プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を刺激する成分で、使用を避けるのは高血圧・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害などの人です。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問46(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)