令和3年度 北海道 午前 問45
主な医薬品とその作用
アレルギー及びアレルギー用薬(鼻炎用内服薬も含む。)に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものがある。
- 2皮膚感染症(たむし、疥癬等)により、湿疹やかぶれ等に似た症状が現れた場合、アレルギー用薬で一時的に痒みの緩和を図ることは適当でなく、皮膚感染症そのものに対する対処を優先する必要がある。
- 3アレルギー用薬と鼻炎用点鼻薬でも同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である。
- 4皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがある。
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✓ これが正解1一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものがある。
解説
誤りはアトピー性皮膚炎の慢性湿疹の治療を目的とする一般用医薬品
手引き第3章の内服アレルギー用薬の節で判断します。一般用医薬品で対処できる範囲、皮膚感染症との区別、成分の重複、アレルギー症状の連鎖が要点です。
誤っているのは、一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものがある、という記述です。一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはありません。アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診断を受けている場合は、医療機関の受診を勧めることが重要です。
ほかの記述は手引きの内容と合っています。たむしや疥癬などの皮膚感染症で湿疹やかぶれに似た症状が出た場合は、アレルギー用薬で痒みを一時的に和らげるのではなく、感染症そのものへの対処を優先します。アレルギー用薬と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分や同じ種類の作用の成分が重なることがあり、相互に影響しないと誤解して併用しないよう注意が必要です。また、皮膚症状が治まると喘息が現れるように、アレルギー症状が連鎖的に現れることもあります。
したがってアトピー性皮膚炎の記述が正解(誤っているもの)です。慢性の病気の治療は一般用医薬品の役割の外、と押さえると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2皮膚感染症(たむし、疥癬等)により、湿疹…:皮膚感染症で湿疹やかぶれに似た症状が出たときは、痒みを抑えるだけでは原因が残ります。感染症そのものへの対処を優先するという記述は正しく、誤っているものには当たりません。
- 3アレルギー用薬と鼻炎用点鼻薬でも同じ成分…:飲み薬と点鼻薬の組合せでも、同じ成分や同種の作用の成分が重なることがあります。影響し合わないと思い込んで併用しないよう注意するという記述は正しい内容です。
- 4皮膚症状が治まると喘息が現れるというよう…:アレルギーでは、皮膚の症状が落ち着くと喘息が出るように、症状が次々と現れることがあります。この記述は正しい内容なので、誤っているものには当たりません。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問45(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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