令和3年度 北海道 午後 問81
薬事関係法規・制度
生物由来製品に関する問題
生物由来製品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 生物由来の原料が用いられている一般用医薬品には、生物由来製品として指定されているものがある。
b 医療機器には、生物由来製品として指定されているものがある。
c 再生医療等製品には、生物由来製品として指定されているものがある。
d 生物由来製品の指定に関する感染症発生リスクの評価は、現在の科学的知見に基づき実施される。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 正
- 2正 正 誤 誤
- 3誤 正 正 正
- 4誤 正 誤 正
- 5誤 誤 正 誤
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✓ これが正解4誤 正 誤 正
解説
bとdが正。一般用医薬品に指定例はなく、再生医療等製品は対象外
手引き第4章と医薬品医療機器等法第2条第10項の生物由来製品の定義で判断します。生物由来製品とは、人その他の生物(植物を除く)に由来するものを原料又は材料として製造される医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものです。
aは誤りです。生物由来の原料が用いられている一般用医薬品はありますが、現在のところ、生物由来製品として指定された一般用医薬品や要指導医薬品はありません。bは正しい記述です。定義の対象に医療機器が含まれており、生物由来製品として指定されている医療機器があります。cは誤りです。定義の対象は医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器の4つで、再生医療等製品は含まれていません。dは正しい記述です。生物由来製品は製品の使用による感染症の発生リスクに着目して指定され、その評価は現在の科学的知見に基づいて行われます。生物由来の原材料を使っていても、感染症の発生リスクの蓋然性が極めて低いものは指定の対象になりません。
したがって、a誤・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。定義に並ぶ4つ(医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器)を覚え、一般用医薬品の指定例はまだない、とおさえておくと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 誤 正 正:aとcを正しく、bを誤りとしている点が違います。一般用医薬品で生物由来製品に指定されたものは現在なく、定義に再生医療等製品は入らず、医療機器は対象に含まれます。
- 2正 正 誤 誤:aを正しく、dを誤りとしている点が違います。一般用医薬品で生物由来製品に指定されたものは現在なく、指定の際の感染症リスクの評価は現在の科学的知見に基づいて行われます。
- 3誤 正 正 正:ほかの判定は合っていますが、cを正しいとした点で外れます。法律の定義で列挙されている四つの製品の種類に、再生医療等製品は入っていません。
- 5誤 誤 正 誤:bとdを誤り、cを正しいとしていますが、医療機器は生物由来製品の対象に入り、リスク評価は現在の科学的知見に基づきます。再生医療等製品は定義の対象外です。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問81(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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