令和3年度 北海道 午後 問113
医薬品の適正使用・安全対策
アミノ安息香酸エチルに関する問題
一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未満の小児」には使用しないこととされている。
b エチニルエストラジオールは、妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」には使用しないこととされている。
c 芍薬甘草湯は、鬱血性心不全の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」とされている。
d ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じるおそれがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 正 正
- 2誤 誤 誤 誤
- 3正 誤 正 誤
- 4正 正 誤 誤
- 5正 正 正 正
答えと解説を見る
✓ これが正解5正 正 正 正
解説
a〜dすべて正しい
手引き第5章の使用上の注意(してはいけないこと)と別表の成分ごとの記載で判断します。
aは正しい記述です。アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分で、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児には使用しないこととされています。bも正しい記述です。エチニルエストラジオールは女性ホルモン成分で、妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されているため、妊婦又は妊娠していると思われる人は使用しないこととされています。cも正しい記述です。芍薬甘草湯は、鬱血性心不全や心室頻拍の副作用が現れることがあるため、症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこととされています。dも正しい記述です。ロペラミド塩酸塩は止瀉成分で、眠気等が現れることがあるため、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこととされています。
したがって、a〜dすべてが正しい組み合わせが正解です。成分ごとに、誰が使ってはいけないか、どんな使い方をしてはいけないか、その理由は何か、の3点を一組にして覚えておくと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 正 正 正:b〜dは合っていますが、aを誤りとした点で外れます。歯痛薬や痔の薬に使われる局所麻酔成分のアミノ安息香酸エチルは、血液が酸素を運べなくなる症状のおそれから、幼い子どもには使わない決まりです。
- 2誤 誤 誤 誤:すべてを誤りとしていますが、四つとも添付文書の記載として正しい内容です。成分と対象者、理由の組み合わせはいずれも合っています。
- 3正 誤 正 誤:a・cは合っていますが、bとdを誤りとした点で外れます。女性ホルモン成分は妊娠中に使わず、下痢止めのロペラミド塩酸塩は眠くなることがあるので飲んだ後に車などを運転しない決まりです。
- 4正 正 誤 誤:a・bは合っていますが、cとdを誤りとした点で外れます。芍薬甘草湯は心臓への重い副作用のおそれから続けて飲まず、ロペラミド塩酸塩は眠気のおそれから服用後の運転を控えます。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問113(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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