令和6年度 北海道 午後 問44
医薬品の適正使用・安全対策
してはいけないことに関する問題
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。
b 一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されている。
c 「次の人は使用(服用)しないこと」の項目は、その医薬品の使用によって状態が悪化するおそれのある疾病や症状で、一般の生活者において誤って使用されやすいものがある場合にも、適正使用を図る観点から記載されている。
d 小児に使用される医薬品においては、小児では通常当てはまらない「服用前後は飲酒しないこと」の記載はされない。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 正 誤 誤
- 3正 正 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5正 誤 誤 誤
答えと解説を見る
✓ これが正解1正 正 正 誤
解説
a・b・cが正しく、dは小児用でも飲酒の注意が記載され得る。
添付文書の使用上の注意の構成と考え方(手引き第5章 添付文書の読み方)で判断します。
aは正しい記述で、使用上の注意は、してはいけないこと、相談すること、その他の注意から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されています。bも正しく、一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されています。cも正しく、次の人は使用(服用)しないこと、の項目は、その医薬品の使用によって状態が悪化するおそれのある疾病や症状で、一般の生活者が誤って使用しやすいものがある場合にも、適正使用を図る観点から記載されています。dは誤りです。小児に使用される医薬品でも、配合成分に基づく一般的な注意事項として、服用前後は飲酒しないこと、などの記載がされることがあります。小児では通常当てはまらない内容でも、記載されないとは限りません。
よって、a正・b正・c正・d誤とする組み合わせが正解です。見分け方として、使用上の注意は配合成分に基づいて統一的に書かれるもので、対象年齢に合わせて項目を削る作りではない、と覚えておきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 正 誤 誤:aとcを誤としている点が違います。注意の書き方が3つの欄で成り立ち大事なものほど先に置かれること、間違って使われやすい病気を使用しない人の欄に書くことは、どちらも正しい内容です。
- 3正 正 誤 正:cを誤、dを正としています。誤用されやすい病気があれば使わない人の欄に書くというcは正しく、子ども向けの薬にも成分によって飲酒の注意が載ることがあるのでdは誤りです。
- 4誤 誤 正 正:aとbを誤、dを正としています。注意の欄の並べ方と、検査薬で陽性が出たら医師にかかるよう書くことは正しく、子ども向けには飲酒の注意が載らないとするdが誤りです。
- 5正 誤 誤 誤:bとcを誤としている点が違います。検査薬の結果だけで病気を確定できないので受診を促すことも、誤用されやすい病気を使わない人として書くことも正しい内容です。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問44(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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