令和5年度 北海道 午後 問43
医薬品の適正使用・安全対策
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1ピレンゼピン塩酸塩水和物が配合された胃腸薬は、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
- 2パパベリン塩酸塩は、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるため、「緑内障の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。
- 3インドメタシンが配合された外用鎮痛消炎薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」とされている。
- 4ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、「肝臓病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。
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✓ これが正解4ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、「肝臓病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。
解説
ポビドンヨード含嗽薬で相談とされるのは甲状腺疾患の人なので誤り
添付文書の使用上の注意と成分の対応(手引きの医薬品の適正使用・安全対策の章の別表)で判断します。
ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、甲状腺疾患の診断を受けた人は相談することとされています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になるからです。記述は肝臓病の診断を受けた人としているので誤りで、これが正解です。
ほかの記述は正しい内容です。ピレンゼピン塩酸塩水和物が配合された胃腸薬は、目のかすみや異常なまぶしさを生じることがあるため、服用後は乗物又は機械類の運転操作をしないこととされています。パパベリン塩酸塩は、眼圧が上昇し緑内障を悪化させるおそれがあるため、緑内障の診断を受けた人は相談することとされています。インドメタシンが配合された外用鎮痛消炎薬は、一定期間又は一定回数使っても症状の改善がみられない場合にほかの原因の可能性があるため、長期連用しないこととされています。
ヨウ素は甲状腺、と成分の性質から影響する臓器を考えると、肝臓とのすり替えに気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ピレンゼピン塩酸塩水和物が配合された胃腸…:この胃腸薬の成分は、見え方に影響が出ることがあるので、飲んだ後に車や機械を動かさないよう求められています。記述に誤りはないので選びません。
- 2パパベリン塩酸塩は、眼圧が上昇し、緑内障…:目の中の圧を高めて緑内障を悪化させるおそれのある成分なので、緑内障の診断を受けた人は使う前に相談するよう求めています。誤りを含まないので選びません。
- 3インドメタシンが配合された外用鎮痛消炎薬…:外用の鎮痛消炎薬は、使い続けても良くならないときに別の原因が隠れている可能性があるため、長期連用しないこととされます。この記述は正しいです。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問43(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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