令和4年度 北海道 午後 問14
人体の働きと医薬品
偽アルドステロン症に関する問題
次の記述は、全身的に現れる医薬品の副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
b 皮膚粘膜眼症候群は、発症の可能性がある医薬品が限られているため、発症の予測がしやすい。
c 偽アルドステロン症は、体内にカリウムが貯留し、体からナトリウムが失われることによって生じる病態である。
d 中毒性表皮壊死融解症は、発生は非常にまれであるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。
- 1(a、c)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(b、d)
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✓ これが正解2(a、d)
解説
aとdが正しい。皮膚粘膜眼症候群は予測困難、偽アルドステロン症は逆
全身的に現れる副作用は、手引き第2章の症状からみた主な副作用の項で判断します。病態の仕組みと、発症を予測できるかどうかの記述がポイントです。
aは正しい記述です。ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種です。bは誤りです。皮膚粘膜眼症候群は発症の仕組みの詳細が分かっておらず、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難とされています。cも誤りです。偽アルドステロン症は、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることで生じる病態です。記述はカリウムとナトリウムが逆になっています。dは正しい記述で、中毒性表皮壊死融解症は発生は非常にまれでも、一旦発症すると多臓器障害の合併症などで致命的な転帰をたどることがあります。
したがって、aとdを選ぶ組み合わせが正解です。偽アルドステロン症はナトリウムがたまりカリウムが減る、と元のアルドステロンの働きと同じ向きで覚えると間違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、c):この組はcを含みますが、偽アルドステロン症で体にたまるのはナトリウムと水、失われるのはカリウムです。二つの電解質が入れ替わっているので誤りです。
- 3(b、c):bとcはどちらも誤りです。皮膚粘膜眼症候群は原因となりうる医薬品が多く発症の予測は難しく、偽アルドステロン症はナトリウムの貯留とカリウムの喪失で起こります。
- 4(b、d):dは正しいものの、bは誤りです。皮膚粘膜眼症候群は、原因となりうる医薬品の種類が多く、仕組みも詳しく分かっていないため、発症の予測は極めて困難です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問14(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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