令和4年度 北海道 午後 問57
医薬品の適正使用・安全対策
障害年金に関する問題
医薬品副作用被害救済制度の救済給付に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 障害年金は、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある15歳以上の人の生活補償等を目的として給付されるものである。
b 要指導医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類(受診証明書)などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要となる。
c 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、「医薬品PLセンター」への相談が推奨される。
d 医薬品の不適正な使用による健康被害については、救済給付の対象とならない。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 正 正
- 2正 誤 正 誤
- 3正 正 誤 正
- 4正 誤 誤 正
- 5誤 正 正 誤
答えと解説を見る
✓ これが正解1誤 正 正 正
解説
b・c・dが正、障害年金は18歳以上が対象で15歳以上は誤り
救済給付の種類と請求は、手引き第5章の医薬品の副作用等による健康被害の救済の項で判断します。給付の種類ごとの対象年齢と、請求に必要な書類がポイントです。
aは誤りです。障害年金は、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳以上の人の生活補償等を目的として給付されます。18歳未満の人を養育する人には、障害児養育年金が別に給付されます。15歳以上ではありません。bは正しい記述です。要指導医薬品や一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求には、医師の診断書や受診証明書などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者や医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要です。cも正しい記述で、救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など製薬企業に損害賠償責任がある場合には、医薬品PLセンターへの相談が推奨されます。dも正しい記述です。医薬品の不適正な使用による健康被害は、救済給付の対象となりません。
したがって、a誤・b正・c正・d正の組み合わせが正解です。年金は18歳で障害年金と障害児養育年金に分かれる、と境目の年齢を覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2正 誤 正 誤:aを正、bとdを誤としています。障害年金の対象は18歳以上で、一般用医薬品などの請求には販売証明書等が必要、不適正な使用による被害は救済の対象外です。
- 3正 正 誤 正:aを正、cを誤としています。障害年金は18歳以上が対象で、製品不良などで企業に賠償責任がある場合は医薬品PLセンターへの相談が勧められます。
- 4正 誤 誤 正:aを正、bとcを誤としています。販売証明書等が請求に必要なこと、企業に賠償責任がある場合に医薬品PLセンターに相談することは、どちらも正しい内容です。
- 5誤 正 正 誤:dを誤としていますが、使い方が適正でなかったために起きた健康被害は、救済給付の対象から外れます。dは正しい記述です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問57(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)