令和7年度 北海道 午後 問54
医薬品の適正使用・安全対策
救済制度に関する問題
医薬品副作用被害救済制度の救済給付の支給対象範囲に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合は、救済制度の対象とならない。
b 殺虫剤(人体に直接使用するものを除く)の使用による健康被害は、救済制度の対象とならない。
c 個人輸入により入手された医薬品の使用による健康被害は、救済制度の対象とならない。
d 一般用検査薬の使用による健康被害は、救済制度の対象とならない。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 正 正
- 2正 誤 正 正
- 3正 正 誤 正
- 4正 正 正 誤
- 5正 正 正 正
答えと解説を見る
✓ これが正解5正 正 正 正
解説
救済制度の対象外となるもののa〜dは、4つとも正しい記述です。
救済給付の支給対象範囲は、手引きの第5章(医薬品の副作用等による健康被害の救済)で扱われます。救済制度の対象とならない場合と、対象とならない医薬品を押さえて判断します。
aは正しく、製品不良など製薬企業に損害賠償責任がある場合は、救済制度の対象となりません。この場合は製造物責任法などによる損害賠償の対象になります。bも正しく、要指導医薬品・一般用医薬品のうち、殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)は救済制度の対象とならない医薬品とされています。cも正しく、個人輸入により入手された医薬品(日本で承認された医薬品ではないもの)の使用による健康被害は、救済制度の対象となりません。dも正しく、一般用検査薬も救済制度の対象とならない医薬品に含まれます。このほか、一部の日本薬局方収載医薬品(精製水、ワセリンなど)も対象外です。また、適正な使用とは認められない場合や、副作用が入院治療を要するほどの重篤なものでない場合なども対象外となります。
したがって、すべて正とする組み合わせが正解です。体に直接使わない薬、検査薬、承認外の薬、企業に賠償責任がある場合は対象外、とまとめて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 正 正 正:a を誤りとしていますが、製品の不良など製薬企業が損害賠償の責任を負う場合は、救済制度ではなく賠償の問題として扱われるため、制度の対象外です。
- 2正 誤 正 正:b を誤りとしていますが、人体に直接使用しない殺虫剤は救済制度の対象とならない医薬品に挙げられています。b は正しい記述です。
- 3正 正 誤 正:c を誤りとしていますが、個人輸入した医薬品は国内で承認されたものではないため、その使用による健康被害は救済の対象外です。
- 4正 正 正 誤:d を誤りとしていますが、一般用検査薬は救済制度の対象とならない医薬品に含まれています。d は正しい記述です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問54(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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