令和6年度 北海道 午前 問35
主な医薬品とその作用
ジャコウに関する問題
心臓に作用する薬及びその成分等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジャコウは、強心作用を期待して用いられる生薬である。
b センソが配合された錠剤は、効果を高めるために口中で噛み砕いて服用する必要がある。
c 苓桂朮甘湯は、強心作用が期待される生薬は含まれず、主に利尿作用がある。
d ゴオウは、末梢血管の収縮による血圧上昇や興奮作用がある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 誤 誤
- 2正 誤 正 誤
- 3誤 正 正 誤
- 4正 誤 誤 正
- 5誤 正 正 正
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✓ これが正解2正 誤 正 誤
解説
aとcが正しく、bは噛まずに服用、dは血圧降下などで誤り。
手引きの第3章、強心薬とその配合成分の知識で判断します。強心薬には、センソ、ジャコウ、ゴオウ、ロクジョウなどの生薬が配合されることがあり、それぞれの作用と使い方の注意が問われます。
aは正しい記述です。ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせたりする等の作用があるとされる生薬です。bは誤りです。センソは有効域が比較的狭い成分で、センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされています。噛み砕いて服用するとする部分が違います。cは正しい記述です。苓桂朮甘湯には強心作用が期待される生薬は含まれず、主に利尿作用により、水毒(漢方でいう体内の水分の偏り)の排出を促すことを主眼とします。dは誤りです。ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされます。血管の収縮による血圧上昇や興奮作用とする部分が逆です。
したがって、a正・b誤・c正・d誤の組み合わせが正解です。センソは噛まない、ゴオウは血圧を下げて興奮を静める、と生薬ごとに注意点や作用の向きを覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 誤 誤:bを正しい、cを誤りとしている点が違います。センソを含む錠剤は噛むと舌などが麻痺することがあるので噛まずに飲み、苓桂朮甘湯は強心の生薬を含まず主に利尿に働きます。
- 3誤 正 正 誤:aを誤り、bを正しいとしている点が違います。ジャコウは強心作用をもつ生薬なのでaは正しく、センソを含む錠剤は口の中で噛み砕かずに飲むこととされているのでbは誤りです。
- 4正 誤 誤 正:cを誤り、dを正しいとしている点が違います。ゴオウは末梢の血管を広げて血圧を下げ、興奮を静めるとされる生薬なので、血管を縮めて血圧を上げるとするdは誤りです。
- 5誤 正 正 正:aを誤り、bとdを正しいとしている点が違います。センソの錠剤は噛まずに飲み、ゴオウは血圧を下げる方向に働くとされるので、bもdも誤りです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問35(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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