令和6年度 北海道 午前 問56
主な医薬品とその作用
システインに関する問題
滋養強壮保健薬及びその成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされている。
b タウリンは、筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。
c ナイアシンは、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける成分である。
d グルクロノラクトンは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合がある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 誤
- 2正 正 誤 正
- 3誤 誤 正 正
- 4誤 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解5正 正 正 誤
解説
a・b・cが正しく、dはガンマ-オリザノールの説明なので誤り。
手引きの第3章、滋養強壮保健薬の配合成分の知識で判断します。滋養強壮保健薬には、ビタミンのほか、アミノ酸やその他の成分が配合され、成分と働きの対応が問われます。
aは正しい記述です。システインはアミノ酸の一種で、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあるとされています。bも正しい記述です。タウリンは、筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質で、肝臓機能を改善する働きがあるとされます。cも正しい記述です。ナイアシンは、皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける成分として説明されています。dは誤りです。米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合があるのは、ガンマ-オリザノールです。グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されます。
したがって、a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。米からとれた抗酸化の成分はガンマ-オリザノール、肝臓の働きを助けるのはグルクロノラクトン、と名前の手がかりで覚えておくと、入れ替えに気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 誤 正 誤:bを誤りとしている点が違います。タウリンは体のさまざまな組織に広く存在していて、細胞が正常に働くうえで欠かせない物質とされるので、bは正しい記述として扱います。
- 2正 正 誤 正:cを誤り、dを正しいとしている点が違います。ナイアシンは皮膚や粘膜の働きを保つのを助ける成分でcは正しく、グルクロノラクトンは肝臓の働きを助ける成分なのでdは誤りです。
- 3誤 誤 正 正:aとbを誤り、dを正しいとしている点が違います。システインのアセトアルデヒドの代謝を促す働きと、タウリンの体のあちこちにあって細胞の働きを支える性質は、どちらも正しい記述です。
- 4誤 正 誤 正:aとcを誤り、dを正しいとしている点が違います。システインのアルコール分解を助ける働きとナイアシンの皮膚や粘膜の機能維持は正しく、米油由来の抗酸化成分はガンマ-オリザノールです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問56(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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