令和8年度 北海道 午前 問23
主な医薬品とその作用
次の1~5で示される成分のうち、解熱鎮痛成分(生薬成分の場合を除く。)による胃腸障害の軽減を目的として、かぜ薬に配合されている制酸成分はどれか。
- 1アミノエチルスルホン酸
- 2酸化マグネシウム
- 3アスコルビン酸
- 4フルスルチアミン塩酸塩
- 5カフェイン
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✓ これが正解2酸化マグネシウム
解説
酸化マグネシウムが、かぜ薬に配合される制酸成分
手引き第3章のかぜ薬の項にある、配合成分の役割の知識で判断します。かぜ薬には、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽くする目的で、制酸成分(胃酸を中和する成分)が配合されている場合があります。
制酸成分に当たるのは酸化マグネシウムです。かぜ薬の制酸成分としては、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲルなどがあります。
ほかの成分は制酸成分ではありません。アミノエチルスルホン酸(タウリン)、アスコルビン酸(ビタミンC)、フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1の一種)は、かぜの時に消耗しやすいビタミンやビタミン様物質を補給する目的で配合される成分です。カフェインは中枢神経系を刺激する成分で、胃液の分泌を亢進させる作用もあり、胃酸を中和する成分とは働きが異なります。よって、酸化マグネシウムが正解です。マグネシウムやアルミニウムを含む成分は制酸、ビタミンやビタミン様物質は補給目的、と配合目的で分けて覚えると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1アミノエチルスルホン酸:タウリンとも呼ばれるアミノエチルスルホン酸は、かぜで不足しがちなビタミン様物質を補う狙いで入れられる成分です。胃の酸を打ち消す働きを期待したものではありません。
- 3アスコルビン酸:アスコルビン酸はビタミンCのことで、かぜの時に消耗しやすいビタミンの補給を目的として配合されます。胃酸を中和する働きを期待した成分ではありません。
- 4フルスルチアミン塩酸塩:ビタミンB1の仲間であるフルスルチアミン塩酸塩は、栄養を補う目的で入れられる成分です。解熱鎮痛成分による胃の負担を和らげる制酸の役割は持っていません。
- 5カフェイン:カフェインは脳を興奮させる成分で、胃液をかえって増やす方向に働くこともあります。胃の負担を軽くするための制酸成分とは、役割がまったく異なります。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問23(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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