令和7年度 北海道 午前 問55
主な医薬品とその作用
ナイアシンに関する問題
滋養強壮保健薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ナイアシンは、下垂体や副腎系に作用してホルモンの分泌の調節に関与するため、ときに経血量が多くなることがある。
b アスパラギン酸ナトリウムは、ビタミンCの吸収を助ける働きがある。
c アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、肝臓機能を改善する働きがある。
d コンドロイチン硫酸は、軟骨成分を形成及び修復する働きがある。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解4(c、d)
解説
c・dが正。aはビタミンE、bはヘスペリジンの説明で誤り
手引き第3章の滋養強壮保健薬の項で、配合成分の働きを問う問題です。
aは誤りです。下垂体や副腎系に作用してホルモン分泌の調節に関与するとされ、ときに生理が早く来たり、経血量が多くなったりすることがあるのは、ビタミンE(トコフェロールなど)の説明です。ナイアシン(ニコチン酸アミド、ニコチン酸)はビタミンB群の仲間で、ホルモン分泌の調節や経血量の増加と結びつけて説明される成分ではありません。bも誤りで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされるのは、ビタミン様物質のヘスペリジンです。アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられます。cは正しく、アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質で、肝臓機能を改善する働きがあるとされます。dも正しく、コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされます。
したがって、cとdを選ぶ組み合わせが正解です。経血量が増えることがあるのはビタミンE、ビタミンCの吸収を助けるのはヘスペリジン、と特徴的な一文と成分名を組にして覚えると取り違えを防げます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):選ばれたaとbは、ともに別の成分の特徴を書いたものです。月経の早まりや量の増加と結びつくのはトコフェロール(ビタミンE)、ビタミンCの取り込みを助けるのはヘスペリジンです。
- 2(a、c):cは正しいものの、aを選んでいる点が合いません。ホルモン分泌の調節に関わり経血量が多くなることがあるとされるのはビタミンE(トコフェロール)の説明で、ナイアシンの特徴ではありません。
- 3(b、d):dは正しいものの、bを選んでいる点が合いません。アスパラギン酸ナトリウムはエネルギーをつくる効率を高め、筋肉にたまった乳酸の分解を促すとされる成分で、ビタミンCの吸収とは関係しません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問55(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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