令和6年度 北海道 午後 問11
人体の働きと医薬品
嗅細胞に関する問題
感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 外耳は側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
b 鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。
c 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)は、においに対する感覚が非常に鋭敏であり、順応を起こしにくい。
d 鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2正 誤 誤 正
- 3誤 正 誤 誤
- 4誤 誤 正 正
- 5正 正 誤 正
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✓ これが正解5正 正 誤 正
解説
a・b・dが正しく、cは嗅覚が順応を起こしやすい点で誤り。
耳と鼻の構造(手引き第2章 感覚器官)で判断します。
aは正しい記述で、外耳は側頭部から突き出た耳介と、耳介で集めた音を鼓膜まで伝える外耳道からなります。bも正しく、鼓膜の奥の鼓室は耳管という管で鼻腔や咽頭とつながっています。小さな子どもは耳管が太く短く、水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が入り込んで感染が起こりやすいとされます。cは誤りです。鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞は、においに対する感覚が非常に鋭敏ですが、順応を起こしやすく、同じにおいを嗅ぎ続けると次第にそのにおいを感じなくなります。dは正しい記述で、鼻腔と副鼻腔をつなぐ開口部は狭いため、鼻腔粘膜が腫れるとふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがあります。
よって、a正・b正・c誤・d正とする組み合わせが正解です。見分け方として、部屋に入った直後は気づいたにおいもやがて気にならなくなる、という経験を思い出すと、嗅覚が順応しやすいことを判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:cを正、dを誤としていますが、嗅細胞は順応しやすいのでcは誤り、鼻腔粘膜の腫れで副鼻腔の開口部がふさがり炎症が起こるというdは正しい記述です。
- 2正 誤 誤 正:bを誤としている点が違います。鼓室は耳管によって鼻腔や咽頭と通じており、子どもの中耳炎が鼻からの感染で起こりやすい理由にもなっているので、bは正しい記述です。
- 3誤 正 誤 誤:aとdを誤としている点が違います。耳介と外耳道で外耳ができていること、副鼻腔の開口部がふさがって炎症が起こり得ることは、どちらも正しい内容です。
- 4誤 誤 正 正:a・bを誤、cを正としています。外耳と鼓室の記述は正しく、嗅細胞が順応を起こしにくいとするcが誤りです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問11(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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