令和6年度 北海道 午後 問46
医薬品の適正使用・安全対策
ライ症候群に関する問題
次の1~5で示される医薬品成分のうち、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に、「15歳未満の小児」と記載することとされているものはどれか。
- 1アスピリンアルミニウム
- 2チペピジンヒベンズ酸塩
- 3センノシド
- 4ジフェニドール塩酸塩
- 5デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
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✓ これが正解1アスピリンアルミニウム
解説
ライ症候群との関連から15歳未満に使えないのはアスピリンアルミニウム。
添付文書のしてはいけないこと(小児に関する記載)とその理由(手引き第5章 使用上の注意・別表)で判断します。
アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)とサザピリンは、外国でライ症候群の発症との関連性が示唆されていることから、一般用医薬品では15歳未満の小児に使用しないこととされ、添付文書の次の人は使用(服用)しないこと、の項目に15歳未満の小児と記載されます。ライ症候群は、主に小児が水痘(水ぼうそう)やインフルエンザなどのウイルス性疾患にかかっているときに、激しい嘔吐、意識障害、痙攣などの急性脳症の症状を示すまれな病気です。
ほかの成分は、ライ症候群を理由に15歳未満の小児を使用しない人とする成分ではありません。チペピジンヒベンズ酸塩とデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は中枢性の鎮咳成分、センノシドは大腸を刺激して排便を促す刺激性瀉下成分、ジフェニドール塩酸塩は乗物酔い防止薬などに用いられる抗めまい成分です。
覚え方として、ライ症候群と15歳未満はアスピリン系(アスピリン・アスピリンアルミニウム・サザピリン)のセット、と結び付けておきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2チペピジンヒベンズ酸塩:チペピジンヒベンズ酸塩は脳の咳の中枢に働いて咳を鎮める成分で、水痘やインフルエンザの際の急性脳症との関連を理由に小児への使用を禁じる記載はされていません。
- 3センノシド:センノシドは腸を刺激して便通を促す下剤の成分です。小児の急性脳症との関連が示唆されているのは解熱鎮痛成分のアスピリン類で、この成分ではありません。
- 4ジフェニドール塩酸塩:ジフェニドール塩酸塩は乗物酔いなどのめまいを抑える成分で、ライ症候群との関連を理由とする年齢の制限が設けられている成分ではありません。
- 5デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は咳止めの成分です。子どもの急性脳症との結び付きが指摘され年齢で使用を禁じているのは別の系統の成分で、これには当たりません。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問46(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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