令和4年度 北海道 午後 問43
医薬品の適正使用・安全対策
アルミニウム脳症に関する問題
次の1~5で示される医薬品成分のうち、長期連用によりアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に、「長期連用しないこと」と記載されるものはどれか。
- 1グリチルレチン酸
- 2センノシド
- 3タンニン酸アルブミン
- 4アルジオキサ
- 5ロートエキス
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✓ これが正解4アルジオキサ
解説
アルジオキサはアルミニウムを含み、長期連用しないことと記載される
添付文書のしてはいけないことの記載は、手引き第5章の使用上の注意の一覧(別表)で判断します。アルミニウム脳症やアルミニウム骨症という語から、アルミニウムを含む成分を探すのがポイントです。
アルジオキサは、アルミニウムを含む胃粘膜保護などの成分です。手引きでは、スクラルファート、水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、アルジオキサなど、アルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬や胃腸鎮痛鎮痙薬について、長期連用によりアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため、長期連用しないことと記載するとされています。したがって、アルジオキサが正解です。
残る四つの成分は、どれもアルミニウムを構成に含みません。添付文書にそれぞれ別の注意が書かれることはあっても、体内にアルミニウムがたまることを理由にした注意とは結び付きません。各成分の性格は、下の誤答の説明で確かめてください。
成分名にアルミニウムやアルミンなどの字が含まれるか、アルジオキサやスクラルファートのように覚えておくべき成分か、で見分けると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1グリチルレチン酸:グリチルレチン酸は炎症を抑える成分で、アルミニウムを含んでいません。アルミニウム脳症やアルミニウム骨症を理由とする長期連用の注意の対象ではありません。
- 2センノシド:センノシドは大腸を刺激して排便を促す瀉下成分です。アルミニウムを含む成分ではないので、この問の注意が記載される成分には当たりません。
- 3タンニン酸アルブミン:タンニン酸アルブミンは腸の粘膜を引き締めて下痢を抑える収斂成分で、アルミニウムを含みません。アルミニウムの蓄積を理由とする注意の対象外です。
- 5ロートエキス:ロートエキスは胃腸の過剰な動きを抑える抗コリン成分で、アルミニウムを含む成分ではありません。この問の長期連用の注意とは関係しません。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問43(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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