令和7年度 北海道 午後 問4
人体の働きと医薬品
血液に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けやすくする。
- 2免疫グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
- 3リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。
- 4血小板は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
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✓ これが正解2免疫グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
解説
抗体としての役割を担う免疫グロブリンの記述が正しいものです。
血液の成分(血漿のタンパク質と血球)の働きは、手引きの第2章の循環器系の項で扱われます。成分ごとの役割を取り違えていないかを確かめます。
正しいのは、免疫グロブリンが、免疫反応において体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う、とする記述です。免疫グロブリンは血漿に含まれるタンパク質の一つです。
ほかの記述は誤りです。アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分などと複合体を形成し、それらが血液で運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする働きがあります。受けやすくするのではありません。リンパ球は白血球の約3分の1を占める細胞で、白血球の中で最も大きく強い食作用を持つのは単球です。中央部がくぼんだ円盤状で赤い血色素(ヘモグロビン)を含むのは赤血球で、血小板は損傷した血管の止血に関わる細胞成分です。
アルブミンは運び屋として成分を守る、単球は大きな食べる細胞、赤血球はヘモグロビン、と成分ごとに一言で覚えておくと、入れ替えに気づきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けやすくする。:成分とくっついたアルブミンは、運搬中の成分を分解や体外への排出から守る方向に働きます。分解や排出を促すような書き方は向きが反対で、誤りです。
- 3リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。:最大の大きさで異物を盛んに取り込むのは単球の特徴です。リンパ球は数の多さ(白血球のおよそ3割強)と免疫での働きが特徴で、別の細胞の説明になっています。
- 4血小板は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。:中央がくぼんだ円盤状で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含むのは赤血球の特徴です。血小板は止血に関わる成分で、この説明は当てはまりません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問4(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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