令和7年度 北海道 午後 問40
薬事関係法規・制度
薬事監視員に関する問題
医薬品の廃棄・回収命令に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 都道府県知事は、不正表示医薬品の廃棄の命令を受けた店舗販売業者がその命令に従わないとき、薬事監視員に、これを廃棄させることができる。
b 都道府県知事は、店舗販売業者に対し、無承認無許可医薬品について、回収を命じることができる。
c 行政庁による命令がなければ、医薬品の製造販売業者は、その医薬品の使用によって保健衛生上の危害が発生したことを知ったときに必要な措置を講じてはならない。
d 医薬品の製造販売業者が、その医薬品の使用によって保健衛生上の危害が発生したことを知ったときに行う必要な措置に対して、店舗販売業者は協力するよう努めなければならない。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解4正 正 誤 正
解説
a・b・dが正、cは命令がなくても措置を講じる義務があるので誤りです。
行政庁による廃棄・回収命令と、製造販売業者などが自ら行う措置は、手引きの第4章(行政庁の監視指導、苦情相談窓口)で扱われます。
aは正しく、都道府県知事は、不正表示医薬品などの廃棄の命令を受けた店舗販売業者がその命令に従わないときや緊急の必要があるときは、薬事監視員に、その不正表示医薬品などを廃棄させ、若しくは回収させ、その他必要な処分をさせることができます。bも正しく、都道府県知事は、店舗販売業者などに対して、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等について、廃棄、回収その他公衆衛生上の危険の発生を防止するに足りる措置を採るべきことを命ずることができます。cは誤りです。医薬品の製造販売業者などは、その医薬品の使用によって保健衛生上の危害が発生し、又は拡大するおそれがあることを知ったときは、行政庁の命令がなくても、これを防止するために廃棄、回収、販売の停止、情報の提供その他必要な措置を講じなければなりません。dは正しく、薬局開設者や医薬品の販売業者は、製造販売業者などが行う必要な措置に協力するよう努めなければなりません。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。危害を知ったら命令を待たずに自ら動く、という製造販売業者の責任で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 正:c も正としていますが、製造販売業者は危害の発生や拡大のおそれを知った時点で、行政庁の命令を待たずに回収などの措置を講じる義務があります。講じてはならないというのは逆です。
- 2誤 正 正 正:a を誤りとしていますが、廃棄の命令に従わない店舗販売業者がいるとき、都道府県知事は薬事監視員に廃棄させることができます。c を正とする点も違います。
- 3正 誤 正 正:b を誤りとしていますが、無承認無許可医薬品について店舗販売業者に回収などを命じることは都道府県知事の権限として定められています。c を正とする点も違います。
- 5正 正 正 誤:d を誤りとしていますが、薬局開設者や販売業者は、製造販売業者が行う回収などの措置に協力するよう努めなければなりません。c を正とする点も違います。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問40(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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