令和7年度 北海道 午後 問14
人体の働きと医薬品
肝機能障害に関する問題
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。
b 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
c 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
d 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 誤 正 誤
- 2正 正 誤 正
- 3正 誤 正 誤
- 4誤 正 正 正
- 5正 誤 誤 正
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✓ これが正解2正 正 誤 正
解説
a・b・dが正、cは血液中に滞留するので誤りです。
医薬品による肝機能障害は、手引きの第2章(症状からみた主な副作用)で全身的に現れる副作用の一つとして扱われます。分類・見つかり方・黄疸の仕組み・放置したときの危険を押さえて判断します。
aは正しく、医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分またはその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別されます。bも正しく、軽度の肝機能障害では自覚症状がなく、健康診断などの血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多いとされています。cは誤りです。黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態です。記述は胆汁と血液が逆になっています。dは正しく、原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもあります。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。黄疸は出口(胆汁)に出られず血液にたまるから黄色くなる、と流れで覚えると逆の記述に気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 誤 正 誤:a・b・d を誤りとし、c だけを正としていますが、実際は反対です。黄疸は色素が血液側にたまって起こるので c が誤りで、残りの3つは手引きの内容どおりです。
- 3正 誤 正 誤:b・d を誤りとし c を正としています。軽い障害は検査で初めて分かることが多く、使い続けると肝不全に至ることもあるので、どちらも正しい記述です。
- 4誤 正 正 正:a を誤りとしていますが、中毒性とアレルギー性の二つに分けられるのは正しい内容です。また黄疸の仕組みを逆に書いた c を正とする点も合いません。
- 5正 誤 誤 正:b を誤りとしていますが、軽い肝機能障害は自覚症状がなく、血液検査で初めて分かることが多いので正しい記述です。c を誤り、a・d を正とする点は合っています。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問14(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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