令和4年度 北海道 午後 問11
人体の働きと医薬品
効果器とその反応の関係
副交感神経系が活発になっているときの各効果器とその反応の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
効果器 反応
- 1目 ― 瞳孔散大
- 2気管、気管支 ― 収縮
- 3心臓 ― 心拍数増加
- 4腸 ― 運動低下
- 5肝臓 ― グリコーゲンの分解
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✓ これが正解2気管、気管支 ― 収縮
解説
副交感神経系が活発になると気管・気管支は収縮する
自律神経系の働きは、手引き第2章の末梢神経系の項にある、効果器ごとの交感神経系と副交感神経系の反応の表で判断します。副交感神経系は体が食事や休息に適した状態になるよう働く、と考えると反応の向きが分かります。
副交感神経系が活発なとき、気管や気管支は収縮します。休息の場面では多くの空気を取り込む必要がないためで、この組み合わせが正しいものです。
ほかの組み合わせは、いずれも交感神経系が活発なときの反応です。副交感神経系では、目は瞳孔が収縮し、心臓は心拍数が減少し、腸は運動が亢進し、肝臓ではグリコーゲンが合成されます。瞳孔散大、心拍数増加、腸の運動低下、グリコーゲンの分解は、体が闘争や活動に備える交感神経系の側の反応です。
交感神経系は活動モード、副交感神経系は休息と消化のモード、と二つの場面を思い浮かべてから各器官の反応を当てはめると、表を丸暗記しなくても判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1目 ― 瞳孔散大:瞳孔が散大するのは交感神経系が活発なときです。副交感神経系が働くと瞳孔は収縮するので、この組み合わせは逆になっています。
- 3心臓 ― 心拍数増加:心拍数が増えるのは体を活動に備えさせる交感神経系の反応です。副交感神経系が優位のときは、心拍数は減少します。
- 4腸 ― 運動低下:休息と消化の場面では腸の動きは活発になります。腸の運動低下は交感神経系が優位なときの反応なので、副交感神経系の組み合わせとしては誤りです。
- 5肝臓 ― グリコーゲンの分解:肝臓でグリコーゲンを分解してブドウ糖を出すのは、エネルギーが要る交感神経系の側の反応です。副交感神経系ではグリコーゲンの合成が進みます。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問11(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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