平成23年度 特別 午前 問72
ビジネスインダストリ
スマートメータに関する問題
通信機能及びほかの機器の管理機能をもつ高機能型の電力メータであるスマートメータを導入する目的として,当てはまらないものはどれか。
- ア自動検針が可能になり,検針作業の効率向上につながる。
- イ停電時に補助電源として一定時間電力を供給し続けることができる。
- ウ電力需要制御が可能になり,ピーク電力を制御することができる。
- エ電力消費の見える化によって,電力需要の平準化につながる。
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✓ これが正解イ停電時に補助電源として一定時間電力を供給し続けることができる。
解説
電気をためて供給する働きは持ちません。
設問は、当てはまらないものを一つ選べと言っています。いつもの癖で正しい肢を選ぶと必ず外しますから、まず問いの向きを固定してください。スマートメータが何をする機械かは、設問文がそのまま書いています。通信の機能を持ち、ほかの機器を管理する機能を持ち、そして電力メータである、の三つです。言い直すと、測って、伝えて、制御の指示を渡す機械です。ここから導かれる効果は、どれも情報が増えることで得られるものになります。選ぶべき肢は、停電のときに補助電源として一定時間電力を供給し続けられる、と述べています。これは電気をためて送り出す働きで、停電のときに電源を引き継ぐための専用の装置が受け持つ役割です。測る機械が同時に電気をためる機械でもあるとは、設問文のどこにも書かれていません。ほかの三つが情報を扱った結果として生まれる効果であるのに対し、この一つだけが電力そのものを扱う効果になっています。性質が一つだけ違う肢が答えになる、という型です。当てはまらないものを問う設問では、一つずつ丸と罰を付けていくのではなく、三つに共通する性質を先に見つけると早く終わります。ここでは、測って伝えるという情報の側に三つがそろい、残る一つだけが別の側に置かれています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア自動検針が可能になり,検針作業の効率向上…:人が各戸を回って目盛りを読む作業が不要になるという効果です。設問が挙げた通信の機能から素直に導ける話で、実際に導入の狙いとして挙げられるものに当たります。
- ウ電力需要制御が可能になり,ピーク電力を制…:需要が集中する時間帯の使用を抑える方向へ働く効果です。設問が挙げたほかの機器を管理する機能がここで効いており、これも導入の狙いに数えられます。
- エ電力消費の見える化によって,電力需要の平…:使用量を細かく利用者へ示すと使い方が自然に変わり、山と谷の差が小さくなるという効果です。見える化によって需要をならす話で、これも導入の狙いに当たります。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問72
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