平成29年度 秋期 午前 問54
プロジェクトマネジメント
保守性の評価指標になるもの
品質の定量的評価の指標のうち,ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
- ア(最終成果物に含まれる誤りの件数)÷(最終成果物の量)
- イ(修正時間の合計)÷(修正件数)
- ウ(変更が必要となるソースコードの行数)÷(移植するソースコードの行数)
- エ(利用者からの改良要求件数)÷(出荷後の経過月数)
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✓ これが正解イ(修正時間の合計)÷(修正件数)
解説
一件直すのにかかった時間が保守性の指標です。
設問は、品質の定量的評価の指標のうち、ソフトウェアの保守性の評価指標になるものを選ばせています。保守性とは、出来上がって使われ始めた後に直しやすいかどうかを表す品質特性です。直しやすさを数で表すなら、一件あたりにどれだけ手間がかかったかを見るのが素直です。したがって、修正時間の合計を修正件数で割った式が指標として当てはまります。この値が小さいほど直しやすい、つまり保守性が高いと読みます。この種の設問では、式を計算する必要はありません。分子と分母がそれぞれ何を数えているのかを言葉に直し、それが六つ並ぶ品質特性のどれを測っているのかに当てはめれば済みます。似た式に見えても、何のために手を入れるのかが違えば別の特性になりますから、そこを手がかりにしてください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア(最終成果物に含まれる誤りの件数)÷(最…:出来上がったものの量あたりに、どれだけ誤りが潜んでいるかを表す式です。落ちずに動き続けられるかどうかを見るための値で、手を入れる作業に費やした時間は分子にも分母にも登場しません。
- ウ(変更が必要となるソースコードの行数)÷…:別の環境へ移すときに、どれだけ書き換えが必要かの割合です。手直しという点が重なるので紛らわしいのですが、移すために書き換えるのですから、測っているのは移植性のほうになります。
- エ(利用者からの改良要求件数)÷(出荷後の…:出荷してからひと月あたり、どれだけ改良を求められたかを表す式です。求められた働きが足りていたかどうかの話であって、直す作業に費やした時間を数えてはいません。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- ソースコード人が読み書きできる形で書かれた、プログラムそのものです。コンパイラなどで、コンピュータが実行できる形に変換して使います。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問54
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問40:SBOMに関する問題(ソースコード)
- 令和7年度 春期 午前 問16:GPLに関する問題(ソースコード)
- 令和6年度 春期 午前 問50(ソースコード)
- 令和5年度 秋期 午前 問48(ソースコード)
- 令和5年度 秋期 午前 問47(ソースコード)
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