平成30年度 秋期 午前 問25
マルチメディア
レンダリングの説明
バーチャルリアリティにおけるモデリングに関する記述のうち,レンダリングの説明はどれか。
- アウェアラブルカメラ,慣性センサなどを用いて非言語情報を認識する処理
- イ仮想世界の情報をディスプレイに描画可能な形式の画像に変換する処理
- ウ視覚的に現実世界と仮想世界を融合させるために,それぞれの世界の中に定義された 3 次元座標を一致させる処理
- エ時間経過とともに生じる物の移動などの変化について,モデル化したものを物理法則などに当てはめて変化させる処理
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✓ これが正解イ仮想世界の情報をディスプレイに描画可能な形式の画像に変換する処理
解説
仮想世界の情報を画面に出せる画像に変える処理です。
バーチャルリアリティのモデリングに関わる四つの処理の説明のうち、レンダリングにあたるものを選ぶ問いです。まず語をほどきます。レンダリングは英語の render から来ていて、ある形にして差し出す、描き出す、という意味を持ちます。つまり、数値として持っている立体の世界を、光の当たり方や影や色まで計算した上で、画素の並びとしての絵に変換する処理です。ですから、仮想世界の情報をディスプレイに描画可能な形式の画像に変換する処理だと述べている選択肢が、そのまま答えになります。見分けの軸は一本で、その処理の出口に何が出てくるかという点です。出口が絵であるものは一つしかありません。バーチャルリアリティの処理を順番に並べると、位置づけがはっきりします。まず物の形を立体のデータとして作り、次に時間を進めて物を動かし、現実の座標と仮想の座標を重ね合わせ、最後に画面へ描き出します。加えて、人の動きや視線を読み取って先頭へ戻す流れもあります。レンダリングはこの並びの最後にあたるので、出口が必ず画像になります。逆から読んでも同じで、ディスプレイに描画可能な形式という言い方は画素の集まりを指しますから、それを作れるのは最終の工程だけです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アウェアラブルカメラ,慣性センサなどを用い…:身につける形のカメラや慣性センサを使って、人の身振りや表情などの言葉によらない情報を読み取る処理です。出口に出てくるのは認識した結果であって絵ではなく、位置づけとしても入力を受け取る側にあたります。
- ウ視覚的に現実世界と仮想世界を融合させるた…:現実の世界と仮想の世界それぞれに定めた3次元座標を一致させる処理です。視覚的にという言葉が付くので絵の話に見えますが、実際に求めているのは座標どうしの対応づけで、出口に画像は出てきません。
- エ時間経過とともに生じる物の移動などの変化…:時間の経過に伴う物の移動などの変化を、物理法則に当てはめて再現する処理です。出口に出てくるのは変化した後の立体のデータで、それを見える形にするのは、この処理よりも後の段に当たります。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問25
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