平成30年度 春期 午前 問48
開発技術
アジャイル開発に関する問題
アジャイル開発のプラクティスの一つである“ふりかえり(レトロスペクティブ)”を行う適切なタイミングはどれか。
- ア“イテレーション”の各回の最後
- イ“タスクボード”に貼ったタスクカードが移動されたとき
- ウ“ニコニコカレンダー”に全チームメンバが記入し終えたとき
- エ毎日行う“朝会”
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✓ これが正解ア“イテレーション”の各回の最後
解説
反復の一区切りが終わった時点で行います。
設問は、アジャイル開発のふりかえりを行うのに適した時機を選ばせています。軸になるのは、振り返る対象としてひとまとまりが出来上がっているかどうかです。イテレーションは一週間から数週間ほどの開発の一区切りで、終わるたびに動くものが一つ仕上がります。そこまで進んで初めて、進め方が良かったのか、どこで手間取ったのかを、材料つきで評価できます。ふりかえりで話題にするのは出来上がった成果そのものではなく、どう進めたかというやり方の側です。そこで決めた改めどころを次の一区切りに持ち込むことで、改善が周回ごとに回り始めます。だから時機は、区切りの最後に置かれます。毎日繰り返される作業や、その都度起きる出来事に合わせてしまうと、見渡すだけの材料がそろわないまま話し合うことになります。時機を問う設問では、その行いに必要な材料がいつそろうのかを先に考えると外しません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ“タスクボード”に貼ったタスクカードが移…:作業を書いたカードが一枚動いた時点です。進み具合を見える形にするためのカードであり、一日に何度も動くので、やり方を見直す単位としては細かすぎます。
- ウ“ニコニコカレンダー”に全チームメンバが…:各人がその日の気分を記し終えた時点です。記入は毎日の習慣であって区切りではなく、狙いも気持ちの共有にあるので、進め方を改める場とは結び付きません。
- エ毎日行う“朝会”:毎日集まって今日の段取りを合わせる場です。前日の作業にも触れるので紛れますが、そこでの狙いは予定の共有であって、やり方そのものを改めることではありません。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48
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