令和3年度 秋期 午前 問59
システム監査
コントロールに関する問題
データの生成から入力,処理,出力,活用までのプロセス,及び組み込まれているコントロールを,システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
- アインタビュー法
- イウォークスルー法
- ウ監査モジュール法
- エペネトレーションテスト法
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✓ これが正解イウォークスルー法
解説
生成から活用までの道筋を端から追う技法です。
設問は、データが生成されてから入力、処理、出力を経て活用されるまでのプロセスと、そこに組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面の上で、あるいは実際に追跡する技法を四通りの中から選ばせています。ですから見分けの軸は、その技法が証拠をどのようにして手に入れるか、という一点だけです。道筋そのものを順にたどる、関係者に問う、仕掛けを仕込んで取り出す、攻めて弱点を試すという四つは、どれも実在する監査の技法ですが、証拠の取り方は互いに重なりません。設問が求めているのは、流れを端から端までたどって、その途中に置かれた仕組みが働いているかを順に確かめていく取り方です。書面をたどるだけでもよく、実際にデータを流して確かめてもよい点も、設問がそのまま書いています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインタビュー法:関係者に直接問い、説明を聞き取ることで証拠を得る技法です。得られるのは話であって、流れの各段を自分でたどった結果ではないので、答えの裏付けを別に取る必要があります。
- ウ監査モジュール法:本番の処理の中に監査用の仕組みをあらかじめ組み込んでおき、条件に合う取引を継続して抜き出す技法です。取り出すのは仕込んだ仕掛けの側で、道筋を人が順にたどる形ではありません。
- エペネトレーションテスト法:実際に侵入を試みて、防御に穴がないかを確かめる技法です。見ているのは守りの強さであって、データが処理されていく過程に置かれた仕組みが働いているかどうかではありません。
この問題の用語
- ウォークスルー法データの流れと組み込まれた統制を、順に追いかけて確かめる技法です。聞き取りで確かめるインタビュー法とは、進め方が違います。
- コントロール目的どおりに業務が進むように組み込む、決まりや点検、仕組みのことです。監査では、その整備と運用の状況が評価されます。
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- 監査人システム監査を行う人。作る側や運用する側から独立した立場を保ち、自分では作らずに規程や記録を見て確かめます。
- ペネトレーションテスト脆弱性を探したうえで、実際に侵入できるかどうかを試してみる検査。見つけるだけでなく、本当に入れるかを確かめるところが違います。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問60:コントロールに関する問題(コントロール)
- 令和7年度 秋期 午前 問59:監査人が行うフォローアップ(監査人)
- 令和7年度 春期 午前 問59:システム監査における“監査手続”(システム監査)
- 令和7年度 春期 午前 問58:ウォークスルー法の説明(ウォークスルー法)
- 平成30年度 秋期 午前 問59:ペネトレーションテストの問題(ペネトレーションテスト)
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