令和3年度 春期 午前 問68
経営戦略
フォロワ戦略に関する問題
企業の競争戦略におけるフォロワ戦略はどれか。
- ア上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,製品,サービス,販売促進,流通チャネルなどのあらゆる面での差別化戦略をとる。
- イ潜在的な需要がありながら,大手企業が参入してこないような専門特化した市場に,限られた経営資源を集中する。
- ウ目標とする企業の戦略を観察し,迅速に模倣することによって,開発や広告のコストを抑制し,市場での存続を図る。
- エ利潤,名声の維持・向上と最適市場シェアの確保を目標として,市場内の全ての顧客をターゲットにした全方位戦略をとる。
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✓ これが正解ウ目標とする企業の戦略を観察し,迅速に模倣することによって,開発や広告のコストを抑制し,市場での存続を図る。
解説
上位を模倣して費用を抑え生き残ります。
設問は、企業の競争戦略のうち、追随する立場がとるフォロワ戦略に当たる記述を選ばせています。四つの記述は、市場での立場が違う四通りの戦い方に一つずつ対応しています。ですから見分けの軸は、その記述が掲げる目標が、首位を奪うことか、すき間を占めることか、全方位を守ることか、それとも生き残ることか、という一点だけです。追随する立場は、先を行く企業の動きをよく見て素早くまねることで、みずから先に投じる費用を掛けずに市場に残ろうとします。正解は、目標とする企業の戦略を観察し、迅速に模倣することによって開発や広告のコストを抑制し、市場での存続を図るという記述です。単なる二番手ではなく、費用を掛けないことが戦略の中身になっています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,…:上位企業の市場シェアを奪うことを目標に、あらゆる面での差別化戦略をとるという記述です。攻めて順位を入れ替えようとする立場の戦い方で、追随する側のものではありません。
- イ潜在的な需要がありながら,大手企業が参入…:大手企業が参入してこない専門特化した市場に、限られた経営資源を集中するという記述です。すき間を占めて独自の地位を築く立場の戦い方に当たります。
- エ利潤,名声の維持・向上と最適市場シェアの…:利潤や名声の維持向上と最適市場シェアの確保を目標に、全ての顧客をターゲットにした全方位戦略をとるという記述です。首位を守る立場の戦い方になっています。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問68
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