令和7年度 春期 午前 問67
経営戦略
市場成長率に関する問題
市場成長率と相対的市場シェアから,市場と企業との関係を分析し,自社製品や事業についての最適な資源配分方針を求めるための手法はどれか。
- ア3C
- イBSC
- ウPPM
- エSWOT
答えと解説を見る
✓ これが正解ウPPM
解説
市場の成長率と占有率で資源配分を決める手法です。
設問が挙げている軸は二つあります。市場そのものがどれだけ伸びているかという軸と、その市場で自社がどれだけの位置を占めているかという軸です。この二つを縦横に置いて平面を作り、自社の製品や事業をそこに置いてみると、伸びる市場で強い位置にあるもの、伸びは止まったが強いもの、伸びるが弱いもの、伸びも弱さも重なるもの、というように四つの区画に分かれます。区画ごとに、資金を注ぎ込むのか、稼ぎを引き出すのか、手を引くのかという方針が変わるので、限られた資源をどこへ回すかを決める道具になります。つまりこの手法は、事業を並べて見比べ、投じる先を選ぶために使われるものです。同じ分析でも、置く軸が市場の伸びと占有率でなければ、この使い方にはなりません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア3C:顧客、競合、自社という三つの立場から市場環境を捉える枠組みを指す略称です。外部と内部の状況を整理する道具であり、事業ごとに資金の配り先を決めるための平面を作るものではありません。
- イBSC:財務だけに偏らず、顧客や内部の業務、学習と成長といった複数の観点から業績を捉えて管理する枠組みを指す略称です。戦略の進み具合を測るための道具で、事業の取捨を決める軸とは目的が違います。
- エSWOT:強みと弱み、機会と脅威という四つの区分で自社の置かれた状況を洗い出す枠組みを指す略称です。四つに分ける点は似ていますが、分ける軸が市場の伸びと自社の位置ではないので、配分の方針は導けません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)