令和3年度 春期 午前 問75
企業活動
ハーシィ及びブランチャードが提唱した SL 理論の説明はどれか。
- ア開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の四つの窓を用いて,自己理解と対人関係の良否を説明した理論
- イ教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダシップスタイルを分類した理論
- ウ共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプロセスによって,個人と組織に新たな知識が創造されるとした理論
- エ生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自己実現といった五つの段階で欲求が発達するとされる理論
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✓ これが正解イ教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダシップスタイルを分類した理論
解説
部下の成熟度で率い方を変える理論です。
設問は、四つの理論の説明の中から、ハーシィ及びブランチャードが提唱した理論に当たるものを選ばせています。この理論は、唯一の正しい率い方があるのではなく、相手の育ち具合という状況に合わせて変えるべきだと説くものです。ですから見分けの軸は、その説明が人の率い方についての話になっているか、それとも自己理解や、知識の生み出され方や、欲求の段階についての話か、という一点だけです。正解の説明は、教示的、説得的、参加的、委任的の四つに、部下の成熟度レベルによってリーダシップスタイルを分類したというものです。成熟度が低いうちは細かく指示し、育つにつれて説明し、一緒に決め、最後は任せる、という順で手を放していきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の…:開放の窓、秘密の窓、未知の窓、盲点の窓の四つを用いて自己理解と対人関係の良否を説明した理論です。自分と他人から見えている範囲を整理する枠組みで、率い方の分類ではありません。
- ウ共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプ…:共同化、表出化、連結化、内面化の四つのプロセスによって新たな知識が創造されるとした理論です。知識が形を変えて広がる筋道を説くもので、指導の仕方を分けたものではありません。
- エ生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自…:生理的、安全、所属と愛情、承認と自尊、自己実現という五つの段階で欲求が発達するとされる理論です。人の動機づけの構造を説くもので、部下への接し方の分類ではありません。
この問題の用語
- リーダシップリーダーシップと同じもので、規格や設問での表記の違いです。組織が成熟するほど、任せる方向へ移していきます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75
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