令和4年度 秋期 午前 問74
企業活動
ハーシィとブランチャードが提唱した SL 理論の説明はどれか。
- ア開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の四つの窓を用いて,自己理解と対人関係の良否を説明した理論
- イ教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダーシップスタイルを分類した理論
- ウ共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプロセスによって,個人と組織に新たな知識が創造されるとした理論
- エ生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自己実現といった五つの段階で欲求が発達するとされる理論
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✓ これが正解イ教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダーシップスタイルを分類した理論
解説
部下の成熟度で率い方を変える説です。
設問は、ハーシィとブランチャードが提唱した SL 理論の説明を選ばせています。四つの記述はどれも要素を四つか五つ並べた形をしているので、数では切れません。効くのは設問の主題語です。SL は状況に応じた率い方という意味の頭文字で、探しているのは率いる側の振る舞いを扱った説です。四つの記述のうち、率い方の型を分類したと書いてあるものは一つしかありません。この説の中身は、部下がその仕事にどれだけ習熟しているかによって、手順を細かく示す型、説明して納得させる型、一緒に考えて支える型、任せる型へと移していくというものです。指示は成熟度が上がるほど下げ続けますが、支える度合いはいったん上げてから下げる山の形になります。唯一最善の率い方は存在せず、相手に合わせて変えるべきだという主張が要点です。正解は、教示的、説得的、参加的、委任的の四つに、部下の成熟度レベルによって、リーダーシップスタイルを分類した理論という記述です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の…:開放の窓、秘密の窓、未知の窓、盲点の窓の四つの窓を用いて、自己理解と対人関係の良否を説明した理論という記述です。自分が知るかと他人が知るかを組み合わせた見方で、率いる側の振る舞いを分類したものではありません。
- ウ共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプ…:共同化、表出化、連結化、内面化の四つのプロセスによって、個人と組織に新たな知識が創造されるとした理論という記述です。知識が生まれて回っていく流れを述べたもので、部下への接し方の型ではありません。
- エ生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自…:生理的、安全、所属と愛情、承認と自尊、自己実現といった五つの段階で欲求が発達するとされる理論という記述です。人の欲求が下から順に現れる並びを述べたもので、率いる側の話は出てきません。
この問題の用語
- リーダーシップ目標へ向けて人々を導き、支える働きかけのことをいいます。組織の成熟度に合わせて、導き方を変えていく必要があります。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74
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