令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問11
サービスマネジメント
JIS Q 20000の問題
JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)が規定しているものはどれか。
- アサービスの計画,運用,維持,改善を支援する製品又はツールの仕様に関する要求事項
- イサービスマネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,継続的に改善するための組織に対する要求事項
- ウサービスマネジメントシステムを適用する組織の形態若しくは規模,又は提供するサービスの性質に応じた要求事項
- エ組織が使用しているサービスマネジメントの用語を,当該規格で使用している用語に置き換えるための要求事項
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✓ これが正解イサービスマネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,継続的に改善するための組織に対する要求事項
解説
SMSを確立・実施・維持し、継続的に改善するための組織への要求事項です。
JIS Q 20000-1:2020 は、サービスマネジメントシステム(SMS)の要求事項を定めた規格です。規定しているのは、組織がSMSを確立し、実施し、維持し、継続的に改善するための要求事項で、サービスの計画から提供、改善までの活動を指揮し管理する仕組みを、組織が整えるための内容になっています。つまり、要求の宛先は組織であり、求めている中身はマネジメントの仕組みです。誰に対して何を求める規格かを押さえておくと、要求の宛先が製品であったり、組織の種類によって中身を変えたりする記述は、規格の性格に合わないと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アサービスの計画,運用,維持,改善を支援す…:この規格は、SMSを支える製品やツールについて、その仕様の要求事項を定めてはいません。どのような製品を使うかは組織が選ぶことであり、規格が求めるのは組織のマネジメントの仕組みです。
- ウサービスマネジメントシステムを適用する組…:要求事項は汎用的で、組織の形態や規模、提供するサービスの性質にかかわらず適用できるように書かれています。組織の種類ごとに異なる要求事項を定めているわけではないので、記述は規格の作りと逆です。
- エ組織が使用しているサービスマネジメントの…:組織が日頃使っている用語を、規格の用語に置き換えることは求められていません。規格の用語は要求事項を説明するためのもので、組織は自らの用語のままSMSを運用できます。
この問題の用語
- サービスマネジメントシステムITサービスを設計し、移行し、提供し、改善するための仕組み全体です。計画・運用・点検・処置の四つを繰り返して良くしていきます。
- 継続的改善仕組みやサービスのできばえを、繰り返し高めていく活動。不適合をきっかけに原因を断つ是正処置とは違い、きっかけがなくても続けます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問15:集団思考の説明(組織)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問8:3線モデルに関する問題(組織)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問11:JIS Q 20000の問題(サービスマネジメントシステム)
- 平成29年度 春期 午前Ⅱ 問11:SLAに関する問題(サービスマネジメントシステム)
- 平成21年度 春期 午前Ⅱ 問12:ITサービスマネジメントの問題(継続的改善)
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