令和元年度 秋期 午前 問15
システム構成要素
ミラーリングに関する問題
RAID の分類において,ミラーリングを用いることで信頼性を高め,障害発生時には冗長ディスクを用いてデータ復元を行う方式はどれか。
- アRAID1
- イRAID2
- ウRAID3
- エRAID4
答えと解説を見る
✓ これが正解アRAID1
解説
ミラーリングで二重に持つ方式が RAID1 にあたります。
複数の記憶装置を組み合わせて使う方式には、番号の付いた区分が並んでいます。問われているのは、同じ内容をもう一台へそのまま書き写しておく方式です。この書き写しをミラーリングと呼び、区分としては RAID1 にあたります。二台に同じものがあるので、片方が壊れてももう片方から読み出せます。使える容量は合計の半分になりますが、そのぶん壊れにくさを買っている形です。番号が上がるにつれて、誤りを見つけたり直したりする情報を別に持つ作りへ変わります。そちらは容量の無駄を減らせる代わりに、復元のときに計算が必要になります。単純に二重化する方式がいちばん小さい番号だと押さえておくと、順に思い出せます。復元に計算が不要な点も、この方式の分かりやすいところです。番号順に一つずつ違いを言えるようにしておくと確実です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イRAID2:誤りを見つけて直すための符号を、専用の装置に持たせる区分です。内容を書き写すのではなく、符号から計算して元へ戻します。実際に使われることは少なく、区分の並びの中で位置を覚えておく対象です。符号で直す考えは後にも続きます。
- ウRAID3:データを細かく分けて複数の装置へ分散させ、確かめるための情報だけを専用の一台にまとめて置く区分です。容量の無駄は減りますが、そのぶん一台に負担が集まります。負担が集まる形は後で改良されました。単位の大小が効いてきます。
- エRAID4:分散させる単位を大きく取り、確かめる情報を専用の一台に置く区分です。前の番号との違いは分ける単位の大きさだけで、二重化の考え方ではありません。番号が近い区分ほど、違いが一点に絞られていきます。速さと使いやすさに効きます。
この問題の用語
- ミラーリング複数台のディスクに同じデータを書き込み、1台が壊れても続けられる方式です。前日の状態へ戻す用途には向かず、バックアップとは目的が違います。
- RAID複数台のディスクを組み合わせて1つのように扱う仕組み。1台が壊れてもデータを保てるようにする使い方があります。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問15
同じ用語が出る問題
- 平成29年度 春期 午前 問11:RAIDに関する問題(RAID)
- 平成28年度 秋期 午前 問12(ミラーリング)
- 平成27年度 春期 午前 問11:磁気ディスクに格納すること(ミラーリング)
- 平成26年度 秋期 午前 問38(ミラーリング)
- 平成21年度 春期 午前 問13:RAIDに関する問題(RAID)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)