(2025年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問28
金融資産運用
当該ポートフォリオの期待収益率
Aさんのポートフォリオにおける各資産の構成比、期待収益率および標準偏差が下記の表のとおりであった場合、当該ポートフォリオの期待収益率として、最も適切なものはどれか。
| 資産 | ポートフォリオの構成比 | 期待収益率 | 標準偏差 |
|---|---|---|---|
| 預金 | 60% | 0.1% | 0.0% |
| 債券 | 10% | 1.0% | 5.0% |
| 株式 | 30% | 7.0% | 15.0% |
- 10.32%
- 21.10%
- 32.26%
- 42.70%
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✓ これが正解32.26%
解説
構成比で加重平均すると、ポートフォリオの期待収益率は2.26%です。
この問は、ポートフォリオ(資産の組合せ)全体の期待収益率を求める計算問題です。ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率に構成比を掛けて合計した加重平均で求めます。表にある標準偏差はリスク(値動きのぶれ)の大きさを示すもので、期待収益率の計算には使いません。
資産ごとに計算すると、預金は60%×0.1%=0.06%、債券は10%×1.0%=0.10%、株式は30%×7.0%=2.10%です。これらを足すと、0.06%+0.10%+2.10%=2.26%となり、2.26%が正解です。構成比が30%の株式が、全体の期待収益率の大部分を占めていることが分かります。
覚え方は、期待収益率は構成比での加重平均で求め、標準偏差の欄は計算に入れない、と分けておくことです。これは各資産の割合を重みとして平均をとる加重平均という考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 10.32%:0.32%は、構成比を掛けた各資産の値(0.06%・0.10%・2.10%)をどう組み合わせても出てこず、この表から標準の手順では導けません。株式の2.10%まで含めて合計すれば2.26%になります。
- 21.10%:1.10%は、預金0.1%と債券1.0%の期待収益率を構成比を掛けずに足した値と同じで、加重平均の手順からは出てきません。3つの資産それぞれに構成比を掛けて足すと2.26%になります。
- 42.70%:2.70%は、預金・債券・株式の期待収益率を構成比で重み付けせず、3つを足して3で割った単純平均です。実際には預金の割合が60%と大きいため、加重平均の値は2.26%まで下がります。
出典:2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2025年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問28(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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