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2025年5月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問28

金融資産運用

ポートフォリオに関する問題

ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

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✓ これが正解3異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1である場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの低減効果)は、最小となる。

解説

相関係数が-1のとき、分散投資の効果は最大になります。

ポートフォリオ理論は、複数の資産を組み合わせて持つことで、期待収益率を保ちながらリスクを下げる考え方です。この問題では、期待収益率・リスクの意味・相関係数と分散投資の効果・リスクの種類を確かめます。

ポートフォリオの期待収益率は、組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値です。ここでいうリスクは損失額の大きさではなく、収益率が期待収益率からどれだけばらつくか(標準偏差など)を指します。分散投資で消すことのできるリスクはアンシステマティック・リスク(非市場リスク)、市場全体の動きによる消せないリスクはシステマティック・リスク(市場リスク)です。これらの記述はいずれも適切です。

相関係数は2資産の値動きの連動の度合いを-1から+1の範囲で示します。-1は2資産が完全に逆の動きをする状態で、一方の値下がりをもう一方の値上がりで打ち消せるため、分散投資によるリスクの低減効果は最大になります。逆に+1では同じ動きをするため、低減効果は得られません。したがって、相関係数-1で効果が最小になるとする記述が不適切です。

相関係数は-1に近いほど分散投資の効果が大きい、と覚えると見分けやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:2025年5月 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問28(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。

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