2024年9月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問27
金融資産運用
ポートフォリオの期待収益率
Aさんの各資産のポートフォリオの構成比および期待収益率が下表のとおりであった場合、Aさんの資産のポートフォリオの期待収益率として、最も適切なものはどれか。
| 資産 | ポートフォリオの構成比 | 期待収益率 |
|---|---|---|
| 預金 | 60% | 0.1% |
| 債券 | 20% | 1.0% |
| 株式 | 20% | 8.0% |
- 10.62%
- 21.64%
- 31.86%
- 43.03%
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✓ これが正解31.86%
解説
構成比×期待収益率を合計すると、期待収益率は1.86%です。
この問は、ポートフォリオ全体の期待収益率を求めるものです。ポートフォリオの期待収益率は、組み入れた各資産の期待収益率を、構成比で加重平均して求めます。
預金は60%×0.1%=0.06%、債券は20%×1.0%=0.2%、株式は20%×8.0%=1.6%です。これを合計すると、0.06%+0.2%+1.6%=1.86%となります。したがって、Aさんのポートフォリオの期待収益率は1.86%で、これが正解です。
構成比を考えずに3つの期待収益率を単純に平均すると、(0.1%+1.0%+8.0%)÷3=3.03%となりますが、これは構成比が60%の預金も20%の株式も同じ重さで扱った値です。加重平均では、構成比の大きい預金の低い収益率が全体を引き下げることを確かめておくと、答えの見当がつきます。
覚え方は、ポートフォリオの期待収益率は、構成比×期待収益率を資産ごとに出して足し合わせる加重平均と押さえることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 10.62%:0.62%は、構成比と期待収益率を資産ごとに掛けて足す手順からも、単純平均からも導けない値です。正しく計算すると0.06%+0.2%+1.6%で1.86%になります。
- 21.64%:1.64%は、各資産の構成比と期待収益率を正しく組にして掛けた結果とは一致しない値です。株式の1.6%に、預金の0.06%と債券の0.2%を加えた1.86%が正しい値です。
- 43.03%:3.03%は、預金・債券・株式の期待収益率を構成比で重み付けせず、3つを足して3で割った単純平均の値です。構成比で加重平均する必要があるので誤りです。
出典:2024年9月 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問27(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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