平成24年度 春期 (特別措置試験) 問46
サービスマネジメント
ファシリティマネジメントの問題
データセンタなどの施設において,複数の機器類の保守性や設置効率を高めるために使用するものはどれか。
- アサーバラック
- イハブ
- ウファイアウォール
- エルータ
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✓ これが正解アサーバラック
解説
三つは通信の機器で、残る一つだけが機器を収める棚です。
設備を扱う場面で問われているので、通信の話ではありません。多くの機器を並べる部屋では、置き方そのものが問題になります。床に直に並べれば、場所を食い、配線も絡み合います。熱もこもり、手を入れたい機器へ近づきにくくなります。そこで棚に段を作り、機器を縦に積んで収めます。これがサーバラックで、この語を挙げた肢が当たります。寸法が決まっているので、機器の側も合わせて作られています。前後を開けて風を通し、配線は背面にまとめます。引き出せる形にすれば、動かしたまま手を入れられます。地震で倒れないよう、床に固定する形も採られます。こうして設置の効率と、保守のしやすさが同時に上がります。電源や冷却まで含めて設計するのが、この分野の仕事でした。シラバスも、ファシリティマネジメントを独立した項目に置いています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イハブ:複数の機器を一か所で繋ぐ、集線の装置のほうを挙げた肢です。届いた信号を、繋がっている先へそのまま配っていきます。これは通信のための機器であって、収める棚ではありませんでした。むしろ棚の中に収められる側に立つ機器のほうでした。
- ウファイアウォール:外と内のあいだで通信を選り分ける仕組みというのが、この肢の中身です。許した通信だけを通し、それ以外は落としていきます。安全を守るための機器で、置き方を良くする道具ではありません。これもまた、棚に収められる側の機器でした。
- エルータ:ネットワークどうしを繋ぎ、経路を選ぶ装置のほうを挙げた肢です。宛先を見て、どちらの側へ送るかを決めていきます。家庭にも置かれるので、名は広く知られている装置です。やはり通信の役目で、保守性を高める棚とは別物でした。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- ファイアウォール内と外の境目に置いて、通してよい通信だけを選び、残りを遮る仕組み。どの相手のどの用途かという条件を見て判断します。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問46
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問92:ゼロトラストに関する問題(ファイアウォール)
- 令和6年度 問90:WAFの説明(ファイアウォール)
- 令和5年度 問65:PSKの説明(ルータ)
- 令和4年度 問68:SSIDに関する問題(ルータ)
- 令和4年度 問64:ファイアウォールに関する問題(ファイアウォール)
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