平成27年度 秋期 (特別措置試験) 問4
システム戦略
システム化構想に関する問題
システム化構想の立案の際に,前提となる情報として,適切なものはどれか。
- ア経営戦略
- イシステム要件
- ウ提案依頼書への回答結果
- エプロジェクト推進体制
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✓ これが正解ア経営戦略
解説
用語の意味ではなく、工程の並び順のほうを訊いています。
前提になるものはどれか、という問い方をされたら、四つを工程の線の上に置いてみます。会社としてどちらへ進むかを決めるところが先にあり、そこから情報システムの構想が起き、計画になり、要件が定まり、外から買うものを決め、ようやく作りはじめます。問われている位置より左に置けるものが一つだけあり、それが前提です。残りはどれも、より右の工程で作られるものです。この型には気をつける点があって、語の中身を知らなくても解けてしまいます。三つは作られるものの名で、一つだけがすでにあるものの名だからです。この位置がシステム化構想で、その次がシステム化計画、さらに先が要件定義です。シラバスもこの順で項を立てており、経営戦略のほうは別の大分類に置かれています。工程の並びはシラバスの項の順にもそのまま現れます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イシステム要件:要件を定める工程の産物です。問われている位置より右にあるので、前提の側には置けません。シラバスでも、この語の項は構想や計画より後ろに置かれています。目次の並びがそのまま工程の並びになっているので、思い出すだけでも切れます。
- ウ提案依頼書への回答結果:外から買うものを決める工程で返ってくるものです。文書を出してから戻るので、さらに右に位置します。シラバスでは、提案依頼書の次の項として立てられています。項の並びが、そのまま文書の受け渡しの順になっているところです。
- エプロジェクト推進体制:計画の工程で決めるものです。誰がどう進めるかを組むのは構想より後なので、これも前提にはなりません。構想はその前にあるので、これを前提として持つことはできません。前後の順が逆になっているので、工程の線に置き直せば見えます。
この問題の用語
- システム化計画何を、いつまでに、どれだけの費用で作るかを描いた計画です。共通フレーム2013では、これを立案するのが企画プロセスの仕事です。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- 提案依頼書RFPの日本語名で、候補の会社に提案を出してほしいと伝える文書です。要求事項に重要度を付け、評価の基準を提案が届く前に決めておくと選定が公正になります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問4
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問52:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和8年度 問20:システム開発におけるRFPの説明(提案依頼書)
- 令和7年度 問20:ベンダー企業から収集する情報(システム化計画)
- 令和3年度 問22:システム化計画に関する問題(システム化計画)
- 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問16:提案依頼書に関する問題(提案依頼書)
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