平成31年度 春期 (特別措置試験) 問49
サービスマネジメント
ファシリティマネジメントの施策
情報システムの施設や設備を維持・保全するファシリティマネジメントの施策として,適切なものはどれか。
- アインターネットサイトへのアクセス制限
- イコンピュータウイルスのチェック
- ウスクリーンセーバの設定時間の標準化
- エ電力消費量のモニタリング
答えと解説を見る
✓ これが正解エ電力消費量のモニタリング
解説
電力の消費量を見張るのは、施設と設備を保つ側の仕事です。
ファシリティマネジメントは、情報システムを支えている建物や電源、空調や配線といった物理的な設備を、良い状態に保ち続けるための管理です。どれだけ優れた仕組みを組んでも、電気が落ちれば止まりますし、熱がこもれば機器は壊れます。だから、使っている電力の量を測り続けて、容量に余裕があるか、無駄に食っていないかを見張ります。これは設備そのものを相手にした施策です。残る三つは、どれも情報の側を守る対策になります。見てよい相手を絞る、悪いものが混じっていないか調べる、離席したときに覗かれないようにする。機器を置く部屋の温度や湿度も、同じ枠組みで見ます。配線が絡まっていないか、通路がふさがれていないかも点検します。入退室の管理も、この枠組みに含まれます。設備の話か情報の話か。この一点で三つがまとめて落ちます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインターネットサイトへのアクセス制限:外部のサイトへの接続を制限するのは、どこへつないでよいかの線を引く対策です。仕事に関わらない場所や、危ないと分かっている場所を遮ります。扱っているのは通信の中身であって、建物や電源の状態ではありません。設備を保つ施策には入りません。
- イコンピュータウイルスのチェック:ウイルスが混じっていないかを調べるのも、情報の側を守る対策です。送られてきたものや持ち込まれたものを検査して、害のあるものを止めます。機器の置き場所や電気の状態とは関わりません。守っている相手が違います。
- ウスクリーンセーバの設定時間の標準化:スクリーンセーバが働くまでの時間をそろえるのは、席を離れたときに画面を覗かれないための対策です。人の振る舞いに関わる決めごとになります。画面という機器に触れてはいますが、守っているのは表示されている情報のほうです。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
- モニタリング活動が決めたとおり行われているかを継続して監視すること。システムの稼働や計画の進み具合を見て、異常やずれに早く気づくために行います。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問49
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問35:ITガバナンスに関する問題(モニタリング)
- 令和7年度 問17:BPRに関する問題(モニタリング)
- 令和6年度 問54(モニタリング)
- 令和6年度 問42:システム監査人の役割(モニタリング)
- 令和3年度 問53:SLMに関する説明(モニタリング)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)