平成26年度 春期 午前Ⅱ 問1
ソフトウェア開発管理技術
SPAに関する問題
情報システムの企画,開発,運用,保守作業に関わる国際標準の一つである SPA(Software Process Assessment)の説明として,適切なものはどれか。
- アソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
- イソフトウェアライフサイクルを合意プロセス,テクニカルプロセス,運用・サービスプロセスなどのプロセス群に分け,作業内容を定めている。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定した国際規格の一部である。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドである。
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✓ これが正解アソフトウェアプロセスがどの程度の能力水準にあり,継続的に改善されているかを判定することを目的としている。
解説
SPAは、ソフトウェアプロセスの能力水準と改善状況を判定する手法です。
SPA は、組織のソフトウェアプロセスを評価する手法で、プロセスがどの程度の能力水準にあるかを判定し、その結果を継続的な改善に結び付けることを目的としています。プロセスの成熟の度合いを段階的に捉え、どこが弱いかを明らかにして改善していくという点で、CMMI などのプロセス成熟度の考え方と同じ系統にあります。設問の正解は、能力水準の判定と継続的な改善の確認という目的を挙げており、この性格に合います。見分ける軸は、その規格やガイドが何をするためのものかです。プロセスを評価するのが SPA、作業内容を定めるのがライフサイクルプロセスの規格、品質保証の要求を定めるのが品質マネジメントの規格、知識体系をまとめたのが PMBOK、と目的で並べると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イソフトウェアライフサイクルを合意プロセス…:ライフサイクルをプロセス群に分けて作業内容を定めるのは、ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP)の規格や、それをもとにした共通フレームの役割です。何をするかを定めるもので、プロセスの能力水準を判定する SPA とは目的が異なります。
- ウ品質保証に関する要求項目を体系的に規定し…:品質保証に関する要求項目を体系的に規定するのは、品質マネジメントシステムの国際規格の役割です。組織が満たすべき要求事項を定めるもので、ソフトウェアプロセスの能力水準を段階的に判定して改善を促す SPA とは別のものです。
- エプロジェクトマネジメントの知識体系と応用…:プロジェクトマネジメントの知識体系と応用のためのガイドは、PMBOK の説明です。プロジェクトを運営するための知識や手法をまとめたもので、ソフトウェアプロセスを評価して能力水準を判定する SPA とは性格が異なります。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
出典:平成26年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24:内部統制に関する問題(情報システム)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問18:TCOに関する問題(保守)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問19:フェールソフトに関する問題(情報システム)
- 平成25年度 春期 午前Ⅱ 問18(企画)
- 平成22年度 春期 午前Ⅱ 問9:SPAに関する問題(企画)
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