平成27年度 春期 午前Ⅱ 問5
プロジェクトの資源
RACIチャートに関する問題
表はRACIチャートを用いた,あるプロジェクトの責任分担マトリックスである。設計アクティビティにおいて,説明責任をもつ要員は誰か。
責任分担マトリックス(原典は表。「要員」の見出しの下に6名の列):
| アクティビティ | 阿部 | 伊藤 | 佐藤 | 鈴木 | 田中 | 野村 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 要件定義 | C | A | I | I | I | R |
| 設計 | R | I | I | C | C | A |
| 開発 | A | - | R | - | R | I |
| テスト | I | I | C | R | A | C |
- ア阿部
- イ伊藤と佐藤
- ウ鈴木と田中
- エ野村
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✓ これが正解エ野村
解説
説明責任はAの印で表し、設計では野村さんに付いています。
RACIチャートは、アクティビティごとに各要員の役割を、R(実行責任)、A(説明責任)、C(相談対応)、I(情報提供)の4種類の印で表す責任分担マトリックスです。説明責任をもつ要員はAの印で示され、そのアクティビティの結果に最終的な責任を負います。設計の行を見ると、阿部さんがR、伊藤さんと佐藤さんがI、鈴木さんと田中さんがC、野村さんがAなので、説明責任をもつ要員は野村さんです。Rは手を動かす人、Aは結果に責任を負う人、と分けて読むのがこつです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア阿部:阿部さんは設計の行でRの印、つまり実行責任を負う要員です。実際に設計作業を進める担当ですが、その結果について最終的に説明する立場は、Aの印が付いた要員にあります。
- イ伊藤と佐藤:伊藤さんと佐藤さんは、設計の行でIの印です。作業の状況や結果を知らされる情報提供の対象であり、設計の結果について責任を負う立場ではありません。
- ウ鈴木と田中:鈴木さんと田中さんは、設計の行でCの印です。作業の際に意見を求められる相談対応の役割で、助言はしますが、説明責任を示すAの印は付いていません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成27年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問5
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問20:要件が検証可能である例(要件定義)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問21:RFIの説明(要件定義)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問7:作業配分モデルに関する問題(要件定義)
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