平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問6
設計
JIS X 25010の問題
JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)で定義されたシステム及び/又はソフトウェア製品の品質特性に関する説明のうち,適切なものはどれか。
- ア機能適合性とは,明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合いのことである。
- イ信頼性とは,明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合いのことである。
- ウ性能効率性とは,明示された利用状況において,有効性,効率性及び満足性をもって明示された目標を達成するために,明示された利用者が製品又はシステムを利用することができる度合いのことである。
- エ保守性とは,明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合いのことである。
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✓ これが正解ア機能適合性とは,明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合いのことである。
解説
機能適合性はニーズを満たす機能を提供する度合いで、説明が一致します。
JIS X 25010:2013 の製品品質モデルでは、機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の八つの品質特性が定義されています。機能適合性は、明示された状況下で使うとき、明示的なニーズと暗黙のニーズを満たす機能を製品やシステムが提供する度合いで、必要な機能がそろい、正しく、目的に合っているかを表します。選択肢の説明はこの定義と一致しています。見分けるときは、資源の量は性能効率性、目標の達成と満足は使用性、決められた時間帯と条件の下で機能を実行することは信頼性、と言葉の手がかりで割り振ります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ信頼性とは,明記された状態(条件)で使用…:明記された条件で使用する資源の量に関係する性能の度合いは、性能効率性の定義です。信頼性は、決められた条件と期間のもとで機能を実行し続けられる度合いを表すもので、名前と説明が入れ替わっています。
- ウ性能効率性とは,明示された利用状況におい…:有効性、効率性、満足性をもって目標を達成するために利用者が製品を利用できる度合いは、使用性の定義です。性能効率性は、使う資源の量に対する性能を表すので、名前と説明が合いません。
- エ保守性とは,明示された時間帯で,明示され…:明示された時間帯で、明示された条件下に機能を実行する度合いは、信頼性の定義です。保守性は、修正や改善をどれだけ有効かつ効率的に行えるかを表す特性なので、この説明は当てはまりません。
この問題の用語
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問7(保守)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問1:アシュアランスケースに関する問題(信頼性)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問23(信頼性)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問11:共通フレームに関する問題(保守)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問10:信頼性に分類されるもの(信頼性)
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