平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問11
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
サービスレベル管理プロセスの活動
ITサービスマネジメントにおけるサービスレベル管理プロセスの活動はどれか。
- アITサービスの提供に必要な予算に対して,適切な資金を確保する。
- イ現在のリソースの調整と最適化,及び将来のリソース要件に関する予測を記載した計画を作成する。
- ウ災害や障害などで事業が中断しても,要求されたサービス機能を合意された期間内に確実に復旧できるように,事業影響度の評価や復旧優先順位を明確にする。
- エ提供するITサービス及びサービス目標を特定し,サービス提供者が顧客との間で合意文書を交わす。
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✓ これが正解エ提供するITサービス及びサービス目標を特定し,サービス提供者が顧客との間で合意文書を交わす。
解説
提供するサービスと目標を特定し、顧客と合意文書を交わす活動です。
サービスレベル管理は、提供するITサービスとその目標とするサービスレベルを顧客と話し合って決め、合意した内容をSLAなどの文書にまとめ、その達成状況を監視し、報告し、見直していくプロセスです。どのサービスを、どの水準で提供するのかを特定し、サービス提供者と顧客の間で合意文書を交わすという記述は、このプロセスの出発点にあたる活動です。他の選択肢は、予算と資金、リソースの計画、事業中断への備えを扱っており、それぞれ別のプロセスの活動です。サービスレベル管理は顧客との約束を作って守る係だと捉えると、お金や容量、災害対策の話と混ざらなくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アITサービスの提供に必要な予算に対して,…:サービス提供に必要な予算に対して適切な資金を確保するのは、予算や会計を扱う財務面の管理の活動です。顧客とサービスの水準を合意するサービスレベル管理の活動ではありません。
- イ現在のリソースの調整と最適化,及び将来の…:現在のリソースの調整と最適化、将来のリソース要件の予測を計画にまとめるのは、容量・能力管理の活動です。処理能力の計画であって、顧客との合意文書づくりではありません。
- ウ災害や障害などで事業が中断しても,要求さ…:事業が中断しても合意した期間内に復旧できるよう、事業影響度の評価や復旧の優先順位を明確にするのは、サービス継続の管理が受け持つ活動です。顧客とのサービスレベルの合意とは目的が違います。
この問題の用語
- サービスレベル管理提供するサービスの目標を顧客と合意し、守れているかを測って保つ活動。稼働率や応答時間を数字で決めます。
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9:マネジメントレビューに関する問題(SLA)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問3:SLAに関する説明(SLA)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(サービスレベル管理)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問3:サービスレベル管理に関する問題(サービスレベル管理)
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