平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問12
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
サービス継続及び可用性管理の問題
JIS Q 20000-1におけるサービス継続及び可用性管理プロセスで行う活動はどれか。
- アインシデント及び問題の影響を識別し,これを最小限に抑える,又は回避するための手順を採用する。
- イサービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,SLA及びリスクを考慮して特定する。
- ウサービスの容量・能力を監視し,サービスのパフォーマンスを調整して,かつ,適切な容量・能力を提供するための方法,手順及び技法を明確にする。
- エ提供する個々のサービスを定義し,これに合意して,かつ,文書化する。
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✓ これが正解イサービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,SLA及びリスクを考慮して特定する。
解説
可用性などの要求事項を、事業計画やSLA、リスクを考えて特定します。
JIS Q 20000-1 のサービス継続及び可用性管理では、まずサービスの継続と可用性に関する要求事項を明確にすることが求められます。その材料になるのが、事業計画、SLA、そしてリスクです。事業として何を守る必要があり、顧客とどの水準を約束していて、どんな脅威があるのかを踏まえて、サービス全体の可用性などの要求事項を特定します。そのうえで継続と可用性の計画を作り、試験し、見直していきます。他の選択肢は、インシデントの影響の低減、容量・能力の監視と調整、サービスの定義と合意という、それぞれ別のプロセスの活動です。プロセス名にある継続と可用性の二語が選択肢の主題になっているかを確かめると、見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデント及び問題の影響を識別し,これ…:インシデントや問題の影響を識別して最小限に抑えたり回避したりする手順は、インシデントや問題を扱う解決の側のプロセスで定めるものです。可用性の要求事項を特定する継続及び可用性管理の活動とは主題が違います。
- ウサービスの容量・能力を監視し,サービスの…:サービスの容量・能力を監視し、パフォーマンスを調整して適切な容量・能力を提供する方法を明確にするのは、容量・能力管理の活動です。処理能力の確保が主題で、継続や可用性の要求を定める活動ではありません。
- エ提供する個々のサービスを定義し,これに合…:提供する個々のサービスを定義し、合意して文書化するのは、サービスレベル管理の活動です。サービスの中身と水準を顧客と取り決める活動であり、可用性の要求事項を特定する活動とは別です。
この問題の用語
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9:マネジメントレビューに関する問題(SLA)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問3:SLAに関する説明(SLA)
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