平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問19
コンピュータ構成要素
フラッシュメモリの特徴
MLC(Multi-Level Cell)フラッシュメモリの特徴として,適切なものはどれか。
- アコンデンサに蓄えた電荷を用いて,データを記憶する。
- イ電気抵抗の値を用いて,データを記憶する。
- ウ一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
- エフリップフロップを利用して,データを記憶する。
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✓ これが正解ウ一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。
解説
MLC は一つのメモリセルに2ビット以上を記憶する方式です。
フラッシュメモリは、セルの中に電荷を閉じ込め、その量でデータを表す不揮発性のメモリです。見分ける軸は、記憶の仕組みが何によって0と1を表しているかです。MLC(Multi-Level Cell)は、一つのセルに蓄える電荷の量を複数の段階に分けて読み分けることで、一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶します。1ビットだけを記憶するセルに比べて同じ面積で多くのデータを蓄えられる一方、段階の区別が細かくなる分、書換えの寿命や速度では不利になるとされます。各選択肢を、コンデンサ、電気抵抗、フリップフロップといった記憶の原理で見ると、フラッシュメモリ以外のメモリの説明が混ざっていると気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコンデンサに蓄えた電荷を用いて,データを…:コンデンサに蓄えた電荷でデータを記憶するのは DRAM の仕組みです。電荷が時間とともに漏れるため定期的なリフレッシュが必要な揮発性のメモリで、フラッシュメモリの多値記憶とは原理が異なります。
- イ電気抵抗の値を用いて,データを記憶する。:電気抵抗の値の違いでデータを記憶するのは、抵抗変化型と呼ばれる種類のメモリの考え方です。フラッシュメモリは電荷を閉じ込めて記憶するので、抵抗値を使うという説明は MLC には当てはまりません。
- エフリップフロップを利用して,データを記憶…:フリップフロップでデータを記憶するのは SRAM の仕組みです。電源が入っている間は内容を保持できますが、電源を切ると失われる揮発性のメモリで、セルに複数ビットを記憶する MLC とは異なります。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19
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