令和5年度 春期 午前Ⅱ 問9
パフォーマンス評価及び改善
信頼性が最も高いシステム
システムの信頼性を測る指標の一つに稼働品質率がある。年間の稼働品質率で評価される信頼性が最も高いシステムはどれか。ここで,稼働品質率は次の式で算出し,システムの資産規模には総運用費用を用いるものとする。
稼働品質率 = 利用者に迷惑を掛けた回数 ÷ システムの資産規模
| システム | 利用者に迷惑を掛けた回数(回/年):オンライン処理 | 利用者に迷惑を掛けた回数(回/年):バッチ処理 | オンライン稼働時間(千時間/年) | システムの総運用費用(百万円/年) |
|---|---|---|---|---|
| A | 3 | 12 | 6 | 120 |
| B | 4 | 8 | 3 | 100 |
| C | 6 | 2 | 4 | 80 |
| D | 6 | 3 | 2 | 60 |
- アA
- イB
- ウC
- エD
答えと解説を見る
✓ これが正解ウC
解説
迷惑回数を総運用費用で割った値が最も小さいのはシステム C です。
稼働品質率は、利用者に迷惑を掛けた回数をシステムの資産規模で割った値で、設問では資産規模に総運用費用を使います。値が小さいほど、規模の割に迷惑を掛けた回数が少なく、信頼性が高いことになります。見分ける軸は、オンライン処理とバッチ処理の回数を合計し、総運用費用で割ることです。A は (3+12)÷120=0.125、B は (4+8)÷100=0.12、C は (6+2)÷80=0.1、D は (6+3)÷60=0.15 で、最も小さいのは C です。オンライン稼働時間は式に出てこないので使いません。回数そのものではなく規模で割った値で比べる、という考え方を押さえると、表の数字に惑わされません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA:オンライン処理の迷惑回数だけなら 3 回で最も少ないものの、バッチ処理の 12 回を合わせた 15 回を総運用費用 120 で割ると 0.125 です。C の 0.1 より大きく、信頼性は C を下回ります。
- イB:迷惑を掛けた回数の合計 12 回を総運用費用 100 で割ると 0.12 です。C の 0.1 より大きいので、規模当たりで見た迷惑の多さは C を上回り、最も信頼性が高いとは言えません。
- エD:合計 9 回を総運用費用 60 で割ると 0.15 で、四つのうち最も大きい値です。迷惑を掛けた回数は A や B より少なくても、規模が小さいため、規模当たりで見ると信頼性は最も低くなります。
この問題の用語
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
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