令和7年度 春期 午前Ⅱ 問20
会計・財務
貸借対照表に関する問題
債務超過の状態を表しているものはどれか。
- ア純資産合計がマイナスである。
- イ負債合計が自己資本よりも大きい。
- ウ負債合計が資本金よりも大きい。
- エ利益剰余金がゼロである。
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✓ これが正解ア純資産合計がマイナスである。
解説
債務超過は、純資産合計がマイナスの状態です。
債務超過は、負債の合計が資産の合計を上回っている状態です。見分ける軸は、何と何を比べた状態かです。貸借対照表では、資産の合計から負債の合計を差し引いた残りが純資産となるので、負債が資産を上回れば純資産の合計はマイナスになります。つまり、すべての資産を処分しても負債を返しきれない状態であり、純資産合計がマイナスであることが債務超過を表します。負債が自己資本や資本金より大きいという状態は、借入れなどに頼る度合いが高いことを示すだけで、資産で負債を返せるかどうかとは別の話です。資産より負債が多い、つまり純資産がマイナスと、資産と負債の比較で覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ負債合計が自己資本よりも大きい。:負債合計が自己資本よりも大きいのは、資金の多くを借入れなどの負債でまかなっている状態です。資産の合計が負債を上回っていれば純資産はプラスなので、この比較だけでは債務超過かどうかは決まりません。
- ウ負債合計が資本金よりも大きい。:負債合計が資本金よりも大きい企業は珍しくなく、資本金は純資産の一部にすぎません。資産で負債をまかなえていれば債務超過ではないので、資本金との比較では債務超過を表せません。
- エ利益剰余金がゼロである。:利益剰余金がゼロでも、資本金などの他の純資産があれば、純資産合計はプラスのままです。資産が負債を上回っていれば債務超過ではないので、利益剰余金がゼロであることは債務超過を表しません。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問20
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