令和4年度 北海道 午前 問52
主な医薬品とその作用
フィトナジオンに関する問題
口内炎及び口内炎用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品の副作用として口内炎が現れることがある。
b 口内炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解する。
c フィトナジオンは、患部からの細菌感染防止を目的として配合されている場合がある。
d シコンは、組織修復促進や抗菌などの作用を期待して配合される。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 誤 正
- 2正 誤 正 誤
- 3正 正 正 誤
- 4誤 誤 正 正
- 5誤 正 誤 誤
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✓ これが正解1正 正 誤 正
解説
cだけが誤り。フィトナジオンは止血の成分で、殺菌消毒成分ではない
口内炎と口内炎用薬(手引き第3章の歯や口中に用いる薬)の知識で判断します。
aは正しい記述です。口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いですが、医薬品の副作用として口内炎が現れることもあります。bも正しく、口内炎は通常であれば1~2週間で自然寛解します。一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診することが望ましいとされます。cは誤りです。フィトナジオン(ビタミンK1)は、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあり、歯槽膿漏薬で炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える目的で用いられる成分です。口内炎用薬で患部からの細菌感染防止を目的として配合されるのは、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩、アクリノール、ポビドンヨード等の殺菌消毒成分です。dは正しく、シコンはムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられます。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。フィトナジオンは止血の側、と覚えておくと殺菌消毒成分との取り違えに気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2正 誤 正 誤:bを誤としていますが、口内炎はふつう1~2週間で自然に治るとされるので、正しい記述です。食事に大きく差し支えるほどなら受診が勧められます。cを正としていますが、フィトナジオンは血液を固まりやすく保つ止血側の成分で、細菌感染を防ぐ殺菌消毒成分ではないため誤りです。dの判定も食い違っています。
- 3正 正 正 誤:cを正としていますが、フィトナジオンは血液を固まりやすく保つ止血側の成分で、細菌感染を防ぐ殺菌消毒成分ではないため誤りです。dを誤としていますが、シコンは傷んだ組織の修復を促し、菌を抑える作用などを期待して用いられる生薬なので、正しい記述です。
- 4誤 誤 正 正:aを誤としていますが、口内炎は栄養の偏りやストレスなどのほか、医薬品の副作用として起きることもあるので、正しい記述です。bを誤としていますが、口内炎はふつう1~2週間で自然に治るとされるので、正しい記述です。食事に大きく差し支えるほどなら受診が勧められます。cの判定も食い違っています。
- 5誤 正 誤 誤:aを誤としていますが、口内炎は栄養の偏りやストレスなどのほか、医薬品の副作用として起きることもあるので、正しい記述です。dを誤としていますが、シコンは傷んだ組織の修復を促し、菌を抑える作用などを期待して用いられる生薬なので、正しい記述です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問52(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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