令和4年度 北海道 午後 問7
人体の働きと医薬品
涙液に関する問題
次の記述は、目に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液は、ゴミ等の異物や刺激性の化学物質が目に入ったときに、それらを洗い流す作用があるが、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になる。
c 神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良等が要因となって、慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合を眼精疲労という。
d 目が紫外線を含む光に長時間曝されると、角膜の上皮に損傷を生じることがあり、これを雪眼炎という。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解4(c、d)
解説
cとdが正しい。涙液は角膜に栄養を送り、近くを見ると水晶体は厚くなる
目の構造と働きは、手引き第2章の感覚器官(目)の項で判断します。涙液の働きの範囲と、水晶体の厚さが変わる向きがポイントです。
aは誤りです。涙液には、異物や刺激性の化学物質を洗い流す働きのほか、角膜に酸素や栄養分を供給する働き、角膜や結膜を感染から守る働きなどもあります。働きはないとする部分が違います。bも誤りです。水晶体は毛様体の収縮と弛緩によって厚みが変わり、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。cは正しい記述で、慢性的な目の疲れに肩こりや頭痛などの全身症状を伴う状態を眼精疲労といいます。dも正しい記述です。紫外線を含む光に長時間曝されると角膜の上皮に損傷を生じることがあり、雪眼炎(雪目)と呼ばれます。
したがって、cとdを選ぶ組み合わせが正解です。近くを見るとき水晶体は厚く、遠くを見るとき薄く、と距離と厚さの関係で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):aは涙液に角膜へ酸素や栄養分を届ける働きがないとしている点が誤りで、bは近くを見るとき水晶体が扁平になるとしている点が誤りです。どちらも正しくありません。
- 2(a、c):cの眼精疲労の説明は正しいものの、aは誤りです。涙液は異物を洗い流すだけでなく、角膜に酸素や栄養分を供給する働きももっています。
- 3(b、d):dの雪眼炎の説明は正しいものの、bは誤りです。近くの物を見るとき水晶体は丸く厚みを増し、扁平になるのは遠くの物を見るときです。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問7(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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