令和4年度 北海道 午後 問16
人体の働きと医薬品
消化性潰瘍に関する問題
以下の消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
消化性潰瘍になると、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、( a )時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が( b )なるなどの症状が現れる。
- 1a=空腹 b=黒く
- 2a=空腹 b=赤く
- 3a=満腹 b=赤く
- 4a=満腹 b=黒く
- 5a=空腹 b=白く
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✓ これが正解1a=空腹 b=黒く
解説
aは空腹、bは黒く。消化管出血で糞便は黒くなる
消化器系に現れる副作用は、手引き第2章の症状からみた主な副作用の項で判断します。消化性潰瘍の自覚症状を手引きの言い回しで覚えているかが問われています。
aには空腹が入ります。消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛のほか、空腹時にみぞおちが痛くなるという症状が現れます。胃の中に食べ物がないときに胃酸が潰瘍の部分を刺激するため、と考えると覚えやすいでしょう。
bには黒くが入ります。胃や十二指腸などで出血すると、血液が消化管を通る間に変化するため、糞便は黒くなります。赤い血がそのまま混じる便は、肛門に近い部分からの出血で見られるもので、この記述の場面とは異なります。白くなる便は消化性潰瘍の症状として挙げられていません。
したがって、a=空腹、b=黒くの組み合わせが正解です。消化性潰瘍は空腹時の痛みと黒い便、と二つを一組で覚えておくと、副作用の初期症状の問にも対応できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2a=空腹 b=赤く:aの空腹は合っていますが、bが違います。胃や十二指腸からの出血は消化管を通る間に変化し、便は赤ではなく黒く見えます。
- 3a=満腹 b=赤く:みぞおちが痛くなるのは満腹時ではなく空腹時で、便の色も赤ではなく黒です。aとbの両方が手引きの記述と食い違っています。
- 4a=満腹 b=黒く:bの黒くは合っていますが、aが違います。消化性潰瘍で特徴的なのは、食後ではなく胃が空のときのみぞおちの痛みです。
- 5a=空腹 b=白く:aの空腹は合っているものの、便が白くなることは消化性潰瘍の症状として挙げられていません。消化管出血に伴う便の変化は黒色です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問16(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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